オートバイ道草記

オートバイを一生の趣味とする人のために

トライアンフのハンドリング

2009-06-19 20:30:00 | クラシック
 トライアンフの最後の方のモデルは、あまり人気がないですね。このハリスボンネビルもしかり。デザインもパッとしないし、70年代のナナハンなど、鉄板を曲げて造ったテールランプマウントのように造りの安っぽさも目立ちます。

 しかし、なんとももったいない話じゃありませんか。乗って走り出すと、外観などどうでも良く、楽しいこと。小さなコーナー、S字などハンドルを切り返していくと、ぐいぐい引っ張っててくれるようなハンドリング。いまのオートバイにはない、ステアリング周りの慣性マスの大きいのが逆にいいフィーリングとして感じさせてくれます。

 数年ぶりに公道を走ったボンネビル。やっぱりトライアンフはいい!



エンジンから音が・・・

2009-06-16 15:51:00 | メインテナンス
 “コト コト コト・・・・” 聞いたことのない音が、エンジンから聞こえてくるのは、イヤなものです。重大な故障なのか?大丈夫なものなのか?心配になります。どこから出ているのか?エンジンを分解しないとわからない。いや、分解してもすぐはわからないことも多いです。

 今回修理したガスガス250は、原因がなかなかわかりませんでした。その音は、クランクベアリングが焼きついて起こるような音。エンジンをばらしてベアリングをチェックしましたが焼きついてはいませんでした。ただクランクシャフトに対して、ゆるゆるだったので交換。そのほかの部品もチェックして組立。しかし音に変化無し。

 再びエンジンをバラシはじめたら異変に気づきました。シリンダーを外してピストンを押し下げたら回転に引っ掛かりがありました。クランクシャフトのギアの歯が変形しているところを発見。これが原因。ギアを交換して音は消えました。


 このギアが変形した原因は?音には関係ないのですがキックギアの山が削れていました。その破片を噛みこんだものと思います。


 クランクのギアは、クラッチハウジングギアとセットで3万円弱。キックギアを含めたクラッチ側は時々メンテが必要です。

予備検査

2009-06-09 21:45:00 | クラシック
 車検には、新規検査と継続検査があり、検査に合格すると一般道を走ることが出来るのはご存知の通り。

 そのほかに、予備検査というのが有ります。やることは他の検査と同じですが、ナンバーがもらえません。普通の車検証と同じ内容が書かれた予備検査証がもらえます。有効期間は3ヶ月。これがあると、日本中どこの車検場でも書類だけで、登録してナンバーがもらえます。

 今日、無事、予備検査の通ったトライアンフボンネビル、ついに栃木県から離れることになりました。


ライトの暗さに悩むこともなく、エンジンのかかりも良くキック一発。すんなり通過でした。

トライアル世界選手権モテギ

2009-06-07 19:37:00 | トライアル
 今年もやってきました、トライアル世界戦の季節。

昨日の朝、すごい雨でどうなるかと思いましたけど、脅威の回復。今日は、とてもいい天気で、皆さん楽しめたのではないでしょうか?

これまではオーバルコース中にあった、1と15セクションがスタンドの上に設置されたので、随分見やすくなりました。世界戦が始まった頃に比べたら、移動の少なくて済むようになりました。それでもあちこちセクションを回るとかなりの運動量。選手だけではなく、見るほうも運動になるのは、トライアルならではですね。






いま発売されているトライアル新車は80万円以上。60万円代XISPAは安い!


いろいろな店や催しがありました。こういうのが、たくさんあると、来ても楽しめます。

F1はやっぱり格好いい!それを楽しむには、きちんとメンテ

2009-06-04 19:37:00 | メインテナンス
 歴代のドカティのツイン中で、一番好きなのがこのF1です。デザインが他にない独特なところがいいですね。そして、なんといってもこのロゴ。これぞ、ドカティって気がしませんか?

 ところで、このF1までのツイン、英車トライアンフなどのツインキャブ車は二本ワイヤー(または最初は一本で、途中から2本)で引いています。そのために、スライドピストンを引くタイミングがずれて、2個のキャブの同調がずれてしまっていることがあります。

 同調がずれていると、とても調子の悪いものです。ワイヤーの取り回しでも、変わってしまうことがあるので、定期的にチェックしましょう。


このF1は私が以前乗っていた車輌。オートバイ仲間に乗ってもらってます。