オートバイ道草記

オートバイを一生の趣味とする人のために

トライアンフのエンジンを分解する

2006-11-24 20:43:26 | メインテナンス
 キックが降りなくなったということで分解することになったトライアンフです。最初はキックのギアとかミッションの不具合かなと思いましたがクラッチを外すとキックはスムースに動きました。でもクランクシャフトがびくとも動きませんでした。こうなると分解してみないとどこが悪いか分かりません。シリンダーを外してみたところ右側のコンロッドとクランクシャフトが固着してました。ビックエンドの焼付きです。

 トライアンフの場合クランクシャフトのオイルラインにスラッジが溜まるようになっているのでクランクシャフト内部からメタルにオイルを送る小さな穴スラッジで詰まると焼きつきます。このエンジンもスラッジが溜まっていました。構造上何万キロか走るとオーバーホールが必要になってきます。また日常のメンテでは1,000kmくらいにこまめなオイル交換をした方がいいです。




国産のクラシック、数の少ないオートバイなどは不具合の原因がわかっても部品があるか心配になるところですがトライアンフは安心して分解できます。でもMORGOの750ccのシリンダーがついている!?

オートバイを売って喜ぶ

2006-11-21 22:28:24 | トライアル
 久し振りにSさんがやってきました。Sさんは3年位前TYS125Fでトライアルを始めました。最初はトライアルセミナーに参加してもらってターンの練習からスタートしました。練習場まで40kmの道のりをTYSで自走での参加でしたのでやる気充分です。おかげでこれまで練習されてきて、練習の甲斐あって少し前のどビギナーではクラス優勝されていました。来月のどビギナートライアルに向けてタイヤを交換するとのこと。トライアルはとても楽しいと話していました。そういう言葉を聞くと本当に嬉しいものですね。買っていただいたオートバイで楽しんでもらえる、これが何よりの喜びです。


トライアルを始めるのは何も難しいことはありません。いきなりフロントアップしたり、丸太を越えたり、高いところから飛び降りたり、そんなことはしません。まずは平らなところでターンから始めます。

乗るほど面白くなるハスクバーナ

2006-11-16 18:57:37 | ノンジャンル
 ハスクバーナのSM510Rに乗り始めて1年ちょっと、なかなか距離は伸びないけど乗れば乗るほど面白くなっていきます。まだモタードという使い方より、シングルシリンダーロードスポーツとして乗っています。現代の500ccシングルシリンダーエンジンの面白さ、外観イメージとは違う(と私は感じた)しっとりとした完全にロードバイクという味付けのハンドリング。私のライディング能力をはるかに超えた性能を持っているのでこれからいろいろ発見がありそうで楽しみです。久々にじっくり乗り込んでいけるオートバイに出会いました。

 そもそもモタードバイクに乗ろうなどとは思ってもいませんでしたね。何しろエンデューロマシンのシート高からモタードも同じくらい物理的に乗れないと思っていましたから。それがガスガスの250ccモタードバイクを販売する機会があってそれに乗ると意外と乗れることに気がつきました。そうエンデューロとモタードはシート高が随分違ったんです。これならポジションも楽だしモタードもいいかもと思うようになりました。ガスガスを売っているのでガスガスかとも思いましたが一般路で走るのが主だから混合2サイクルはなかろうと、ほぼXR250モタードに決めていました。でも少ないお小遣いではすぐ買うことができず、かえってこれがよかったのですね、

 そうこうしている間にSM510Rが出たんです。もう一目ぼれ。XR250に比べたら格段に高いシート高。でもそんなことはどうでもよくって乗り始めました。でも流石に乗り始めたときは往生しましたよ。足の長さが20cmは足りなかったですね。しかし私と体格が同じくらいなエディシールだってハスクでチャンピオンなんだから、と、車の通らないところで足付きの練習をしました。おかげでバッチリ足を着けるようになりました。もしかしたら足が伸びたのかもしれません。

 古いハスクバーナはメインテナンスが大変だとか調子を維持することが大変だとか言われます。今のモデルはそれを克服して普通に乗れるようになっています。軽くて取り回しがよくて始動もセルスターター、気軽に乗れます。。今はこれしか乗る気がしません。あっ、B50は別ね。