オートバイ道草記

オートバイを一生の趣味とする人のために

恐怖のケッチン

2007-11-20 21:33:30 | メインテナンス
 エンジンがかからなくなったというノートンアトラスが入ってきました。以前に車検で預かったことが有ったのでどんな状態か見るべく、キックアームを踏み下げたところところ、“スパーン”とキックアームがもどってきました。ケッチンですね。点火時期を見たところ上死点前になっていたのでとりあえず上死点付近にあわせて再びキックをしたところ軽く一発でかかりました。

 このケッチンには気をつけないといけません。知り合いのオートバイ屋さんにアキレス腱を切ったという人もいるくらいです。500ccを越えるオートバイだと相当な力になります。それも単気筒だと強烈です。自分のB50で足が折れそうなくらいのケッチンを味わったことがあります。点火時期をあわせるときは確実に上死点を出して角度を決めなくてはいけません。


 この車両は無接点のバッテリー点火になっていたので写真の進角装置は固定されていました。上死点にあわせてもエンジンが回りだすとアイドリングから早めに進角されていました。回転をあげても進角の位置が変わらないので点火ユニットに問題があるのかもしれません。

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