【これからリノベ】とは
これからのリノベーションは
今の建物に大規模工事をして 今の新築より性能と価値を高めること
(建替えよりお金の支出を抑えるのが前提です)
これからリノベ⑤平屋解体から準備と話していきましたが
工事の流れとしては 工事の準備してから工事着工ですね
では 工事①です
平屋の中の解体がおわったら
工事は足元からいきます
土間のコンクリート打ちです
昔の家は床下のスペース(高さ)があったから
湿気が少ない と言われてますが
土壁であったり 基礎がなかったり
縁側があったり 和室ばかりの部屋だったり
とかの要因もふまえて湿気がこもりにくかったと
私は思います
今回 【これからリノベ】工事をするのにあたって
耐震性・断熱性・気密性の性能は上げていきますので
昔の家とは 根源 が変わってきます
いいところは活かし 変わるところは対応していく
簡単な湿気対策だけなら防湿シートだけでいいと思いますが
築80年の古民家が
更に80年
築160年の古民家へ と考えると
+コンクリートは必須ですね
コンクリートの厚み10~15cm分 先に土を取り出します
防湿シート(150mm以上重ねて防水気密テープ)
+ワイヤーメッシュ6mm 150×150
+スペーサーピンコロ
生コン打ち
湿気対策は劣化対策
家を長持ちさせるための一つですね
【これからリノベ】とは
これからのリノベーションは
今の建物に大規模工事をして 今の新築より性能と価値を高めること
(建替えよりお金の支出を抑えるのが前提です)
仮に社長さんの工事が1,000万だとします
工事の仕様でシュミレーション(日照・室温・光熱費・結露)して
30年分くらいの光熱費のランニングコストをみます
工事後 光熱費が25,000円/ヵ月くらいだとすると
2万5千円×12か月×30年=900万
イニシャルコストは1,000万
ランニングコストは900万
トータルコストは1,900万 ですね
私の場合
お客さんに予算を1,200万でお願いします
+200万で
光熱費のシュミレーションをして18,000円/月まで落とせるよう
断熱強化して
サッシ強化して
気密性も高める
そうすることで
1万8千円×12か月×30年=648万円
イニシャルコストは1,200万
ランニングコストは648万
トータルコストは1,848万
室内環境はより快適に
光熱費のストレスなく
生活できる
多少の数字の誤差はあるかもしれませんが
こんな考えで 同じ大きな金額の工事をするなら
勿体なくないリノベーション工事をしたいですね
【これからリノベ】とは
これからのリノベーションは
今の建物に大規模工事をして 今の新築より性能と価値を高めること
(建替えよりお金の支出を抑えるのが前提です)
昨日 20年くらい前に不動産屋さんの下請けで
建売を建てていたころの工事担当の部長さん(当時50台前半)
と話をしていたら 来月
豊能町でリノベーション工事をする
とのこと
部長さん 今は建築会社の社長さん
現場の話をきいてると 延床50坪くらいの2階建てで
2階は工事せず 1階のみをリノベーション
間取りを変え
サッシを変え
断熱材も入れ
水回りも入れ替える
金額も1,000万は超えるような工事内容
仕様書や施工方法など確認すると
昔ながらのやり方
これでは
いいサッシを入れても
いい断熱材を入れても
その性能が発揮しなければ意味がありません
勿体ないなーと思う
リノベーション工事です
じゃ 勿体なくないリノベーション工事はどういったものなの?
【これからリノベ】とは
これからのリノベーションは
今の建物に大規模工事をして 今の新築より性能と価値を高めること
(建替えよりお金の支出を抑えるのが前提です)
工事前の建物調査
これは言葉通りですが
工事前の建物をとことん調べます
人で言うところの 人間ドック
どこの場所がどれだけ劣化していて
(雨漏れ・腐り・傾き・水平・設備配管・外壁・内装・屋根等)
現在の建物の性能を評価します
(耐震性・断熱性・バリアフリー等)
天井裏や床下も入って調べて
今の状況・状態を把握します
そして
そこから 予算と照らし合わせて計画を立てていきます
もちろん調査にはお金がかかりますが
なんちゃって建築士ではなく
建物に精通した建築士達での調査です
じゃなぜ調査をするのか?
それは大幅な追加(お金)や変更をなくすためです
調査なしに工事をすると
か・な・ら・ず追加・変更はでます
広くなる予定のリビングに取ることのできなかった柱が数本残った
土台や柱がシロアリに喰われ交換での追加
ユニットバスが入らなかったため ワンサイズ小さくなった
等々
工事前に
自分たちの予算内であこがれていた暮らしが
工事後に
予算オーバーでがっかりな暮らしに
これらにならないために
私は
工事前の建物調査
は必須だと思います