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バルカン超特急 #223

2005-02-18 | は行映画
1938年 イギリス 98分 ヒッチコック

本作品の舞台であるバルカン半島はヨーロッパの東南部、旧ユーゴスラビアの大部分からなる大きな半島で、古くから大陸ヨーロッパ世界とオリエンタル・アジア世界をつなぐ役割も果たしてきた。第一次世界大戦後独立するが、第二次大戦後はスターリン体制に組み込まれてゆく。複雑な国境、民族、宗教などにより現在でも粉争の絶えない地域である。

丁度第二次世界大戦の始まる直前に作られたこの「バルカン超特急」は、列車の乗客が、小国バンドリカに立ち往生、やむなくホテルに一泊するところから始まる。そして唐突に起こる殺人事件。謎は翌日発車した特急から老婦人の姿が消えてしまうところから、列車と共に加速して深まっていく。

偶然老婦人と同室だった令嬢アイリス(マーガレット・ロックウッド)は婦人を探すが、誰もが婦人の存在を隠蔽しようとする。アイリスはギルバート(マイケル・レッドグレーヴ)の力を借り、婦人の行方を追う。

・・・
列車の乗客たちのキャラクターが最高だ。婦人を誘拐した首謀者らは勿論のこと、買収されて協力させられる手品師、不倫旅行のカップル、クリケットを観戦に行く男2人組。婦人の行方を隠すのも計画的な者、ただ面倒に巻き込まれたくないだけの者、多様である。貨物車両の中に手品道具一式が置いてあって、その中に婦人が隠されているんじゃないかと探すシーンは手品のタネばらしもちょっとあったりして。確かこういうシチュエーション、他の映画でもあったなあ。手品師もどこか間抜けなんだけど、手品道具のトリックで逃げ出す所が面白かった。クリケット観戦の2人はもう言うことナシでしょう。笑いのツボをしっかり押さえてる。オチまでしっかりあるし。

ホテルのシーン、要らないんじゃないかと思っていたが、後で思い返すと列車の乗客たちがより印象的に記憶に甦ってきてなかなか乙なものでした。慣れない風習に戸惑ったり、知らない人が部屋に入ってきたり、クリケットの2人はここでも2人で新聞見ながらクリケットの話題。

ミステリーはスパイとか国の争いが絡んでくるんで、時代背景と照らしあわすと興味深いが、なんと言っても大団円のラストはヒッチコックのイギリス時代の代表作に偽りナシです。

goo映画バルカン超特急
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3 コメント

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Unknown (奈緒子と次郎)
2006-07-03 10:11:54
私には想像もつかない展開で、すごくおもしろかったです。

ヒッチコックにはいつもハラハラさせられます(*^_^*)
Unknown (映画のせかいマスター)
2006-07-04 18:26:35
奈緒子と次郎さん、コメントありがとうございました。

ヒッチコック、昨日もやってましたねー「私は告白する」ビデオに撮りましたので後日見ようと思いまーす!
Unknown (pansy)
2007-07-16 16:19:35
私も今見たばかりで興奮してます。
あのイギリス人紳士のコンビが最高でした。
チーズもらったくせに冷たいなあと思ったけど
最後では頼りになりましたね

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