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ガス人間第1号 #280

2005-04-02 | か行の映画
1960年 日本 93分 東宝SF特集


「美女と液体人間」(58年)、「電送人間」(60年)、に続く東宝特撮の変身人間シリーズ。ぶっ飛びストーリーを期待していたが、ガス人間の愛を描いた大人向けの映画だった。

教授の実験によりガス化することが可能になった図書館員の水野。強盗も殺人も思うままになる。そんな彼が手にしようとしたのは日本舞踊の家元・藤千代(八千草薫)の心であった。水野は銀行強盗を繰り返し、藤千代に金を渡していた。

このガス人間の水野、援助を受ける藤千代、そして水野を追う刑事(三橋達也)のトライアングルで物語を引っ張りラストの藤千代の発表会の舞台へとなだれ込むのだが、ガス人間・水野のガス人間である苦悩と恍惚がこの話のすべてである。黙っていれば完全犯罪なのだが、記者クラブを訪れ、銀行強盗は自分だと告白し、刑事の前で消えてみせる。自分をこのような姿にした教授への復讐のようでもあり、不遇の人生だった社会への席捲のようでもある。彼を受け入れる藤千代の心は描かれず、ただひたすら舞踊に打ち込み、発表会を成功させたいという鬼気迫る思いが伝えられる。二人の間に愛があったのかどうかは定かではないが、思いを遂げた藤千代が最後に選んだ道とは・・・。

と、社会派ドラマあり、ミステリーあり、おバカありの内容だけど、東宝SFにありがちなツッコミどころも満載だ。人間のときはピストルの弾を受けても死なないし、ガスになってからもドアはちゃんと開けて通る。着てる服ごと移動するときもあればそのまま服だけ落ちてくる時もある。肝心の発表会はなぜか前の半分の席には客が入ってない!

とまあこの辺で^^
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