映画のせかい

私が最近見た映画 ※ネタバレあり

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死刑台のエレベーター #34

2004-09-17 | さ行の映画
1957年 フランス 92 分

ルイ・マル監督が25歳で始めて撮った作品。社長婦人と不倫関係にある男が、婦人と共謀し社長を自殺に見せかけて殺害。帰り際に証拠を残したことに気付き、エレベーターに乗るが途中で電源を切られてしまう。閉じ込められた男の残した車を盗んだカップルはある夫婦に出会い、意気投合するが、、、、。そして男が現れず婦人は夜の町を彷徨う。

電話、鉛筆削り、と時代を感じさせるアイテムが並ぶ。小型カメラは現在でも珍しいものだが本物だろうか?などなど、古い映画を観るとモノに眼がいってしまう。
ストーリーは男が理不尽な状況に陥っている間の緊迫感と、男に裏切られたと思う女の強さ、若いカップルのちょっとした冒険が絡み合う。

カップルはどことなく「ライ麦畑で~」の主人公や「キャッチミーイフユーキャン」の主人公のような青春の暴走を感じさせる。自分ではない男がが犯人と書かれた新聞を見て、やったのは俺じゃない、逃げられると思ってしまう男、悪いと知りつつ男を止められずついはしゃいでしまい、墓穴を掘る女。

そして最大の見所はジャンヌ・モローの美しさと強さである。結局婦人と男は作中顔を合わせることなく終わってしまうのだが、愛は終わらないと言う最後の台詞は映画史に残る名台詞。50年近く経った現在でも映画に主演する彼女の若き日の崩れない表情に注目!

さて、この2組のカップル、どちらも崩壊へと進んでいくのだが、対照的なところもあり、似通っているところもある。この2組の願うもの、信じるものが対比していく。最後の写真に写った彼らに何を見るだろうか?

時折流れるマイルスデイビスのトランペット(物語を見ながら即興で演奏したらしい)が物語を彩るが、モノクロの画面に無音の緊張感もまた良かった。
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2 コメント

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Unknown (まいじょ)
2006-09-30 11:13:14
映画の中では一度も同じ画面に登場しない二人が、最後の写真の中で、幸せなそうなカップルとして現れるところが何ともせつなかったですね。
Unknown (映画のせかいマスター)
2006-09-30 12:59:10
まいじょさん。コメントありがとうございます。現在トラックバックは英語のSPAMが多くて停止しています。



そうそう。なかなか会えない二人がついに並ぶのが写真でしたね。うまい演出ですね。やはり名作です。若いのにやりますねー>監督

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