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私が最近見た映画 ※ネタバレあり

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血は渇いてる #135

2004-12-17 | た行映画
1960年 日本 88分

主人公の佐田啓二は中井貴一の父親で松竹の戦後を代表するスターとして活躍したが、1964年交通事故で急死。本作ではリストラ(「首切り」と表現されていた)に遭う社員たちを助けなければ自殺する!とピストル自殺を図る役を演じている。その後生命保険会社のCMモデルに抜擢された彼は一世を風靡する。確かにピストルをこめかみに当てるチラシは今見てもインパクトがある。最初は自分の意見を言うのにも弁舌ではなく、むしろたどたどしく、控えめに喋る姿がさらに人気に拍車をかける。

佐田啓二は確かに人を惹きつける魅力がある。いつの間にか画面に目が離せなくなっていく。

妻が浮気をしても過度の理解を示したり、みんなが幸せになるんだったら自分の命はいらない、というのは一体どこから来るのだろうか?本心?それとも?彼をスターの座から引きずり降ろそうと企む悪役記者からは、本当に死ぬ気だったのか、と問い詰められるが、それは誰もが感じる疑問かもしれない。

本心と言えば本心っぽく見える、自らの幸せを放棄しているような主人公だが、有名になり講演で拍手され、だんだんと「その気」になってきて、何かを伝えなければならないと思う気持ちが生じてくる。初めて自分の意思で動き出すのだが、記者の策略に遭い失脚、そして最後には信頼を取り戻すために死ぬしかないと考えてしまう。

人一人の人生なんてどうにでもコントロールできるんだというマスコミ、「自分」が無いままに生きていくサラリーマン、不満を感じながらも平凡でもよかった妻、「ろくでなし」同様やっぱり何か理不尽な生き方がテーマなのだけれども、こっちはなんとなくわかってしまうのは私の性格によるものだろうか?

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4 コメント

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佐田啓二 (spok23)
2005-01-07 10:49:05
こんにちは!

不思議な映画でしたね~~



あの看板はインパクトありましたね。

効果音も含めて脳裏に焼きついています。



こちらからもTBさせていただきます!

これからもよろしく。
Unknown (映画のせかいマスター)
2005-01-07 13:37:14
どうも!コメントありがとうございます。

TBは大大歓迎です。今後ともよろしくお願いします!
BSで観ました (偵乱密 泡華)
2005-06-22 00:06:37
こんばんは。



「ろくでなし」は観ていないのですが、深い映画で、印象に残りました。理不尽な生き方がテーマというのは同じように感じました。



TBさせていただきました。今後もよろしくお願いします。
Unknown (映画のせかいマスター)
2005-06-22 06:53:17
偵乱密 泡華さん、はじめまして。コメント、TBありがとうございました。そちらにも伺いましたが、コメントの仕方がわからなくて・・#のところに名前を入れたらいいんですよね??はてなダイアリはあまり使ったことがなく・・。失礼しました。



さて、本編ですが、「人間」が集まって「社会」を作ると「人間」が「人間」でなくなってしまうことがある。という部分を上手く描いていましたね。マスコミの使い方も良かったです。今とあまり変わらないかな。



ではでは、こちらこそよろしくお願いします。

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