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私が最近見た映画 ※ネタバレあり

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知りすぎていた男 #115

2004-12-04 | さ行の映画
1956年 アメリカ 119分 The Man Who Knew Too Much

A・ヒッチコック監督作品

モロッコからマケラッシュを旅行中の夫婦ベンとジョー(ジェームス・スチュワートとドリス・デイ)がある男に助けられる。お礼に食事の約束をするが直前でキャンセルに。ベンとジョーはアラビアの風習に慣れず戸惑いつつも食事をしていると、初老の夫婦が近づいてきて意気投合。翌日共に観光する。そこで殺人事件が起こるのだが、何と殺されたのは昨日助けられた男、しかもベンにメッセージを残す。ここの警察は厄介だと初老の夫婦が助言するのだが、実はこの夫婦が曲者で、男が残したメッセージを封印しようとしていたのだった。

どうも怪しげな男と親しみやすそうな夫婦であるのだが、実際は悪人なのは夫婦の方である。いずれにしてもなぜか男のメッセージを聞く羽目になったばかりに、息子は誘拐され、主人公は自力で息子を取り戻す決意をする。
ロンドンに渡った夫婦は男のメッセージにあったアンブローズ・チャペルを探す。そこで会ったのは件の夫婦、事件は某国の首相の暗殺計画へとつながっていく。

冒頭のマケラッシュでは異国旅情漂う中で、どことなくミステリアスなアラブの雰囲気の中で主人公を襲う不条理さを感じさせる。クライマックスのロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで撮影された暗殺シーンは、クラシックのオーケストラの高音になると銃声が聞こえなくなる一瞬を使う緊張感に溢れるものとなっている。それでいて映画全体が明るい感じなのは、ドリスデイの持つ明るい雰囲気である。「ケセラセラ」は大ヒット、アカデミー賞主題歌賞を受賞した。場つなぎで歌った彼女の歌声にあわせて犯人の一人は息子を救出しようと思い立ち、家族をつなぐ歌となる。この映画そのものがケセラセラ、であるかのように思えてくるから不思議だ。

ヒッチコックがイギリス時代に発表した「暗殺の家」を自ら再映画化。
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