1960年 アメリカ 125分
社員数万人の大きな保険会社。出世するのは並大抵のことではない。その中で順調に出世コースを歩む男がいた。ジャックレモン扮するバクスターである。彼は自分のアパートを4人の上司の情事に貸すことでその見返りをしっかりと得ていたのだ。急な要求にも応じ、スケジュールをやりくり、酒が無いつまみが無い、・・・ちょっとつらい。そんなある日部長に呼ばれ、裏で何をやってるんだと追求される。正直に話すバクスターに部長は言う。俺も貸してくれと。
不条理な状況をユーモアで受け止めて前向きな主人公の姿に、その後何人のジャックレモンもどきが出現したことであろう。映画やTVドラマ、演劇のシーンでは彼のような人物が今でも跋扈している。サラリーマンはこうでなければならないという「形」を作ったのは実はこの作品なのかもしれない。
実は恋愛映画。社内恋愛がまかり通っているこの会社で、純愛を続ける主人公。最後はどこで終わってもおかしくないような展開だったが、ハッピーエンドで終わるのが今日まで人気が続いている理由だと思った。とってもハートフル!絶対「好き」になれる映画です。
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社員数万人の大きな保険会社。出世するのは並大抵のことではない。その中で順調に出世コースを歩む男がいた。ジャックレモン扮するバクスターである。彼は自分のアパートを4人の上司の情事に貸すことでその見返りをしっかりと得ていたのだ。急な要求にも応じ、スケジュールをやりくり、酒が無いつまみが無い、・・・ちょっとつらい。そんなある日部長に呼ばれ、裏で何をやってるんだと追求される。正直に話すバクスターに部長は言う。俺も貸してくれと。
不条理な状況をユーモアで受け止めて前向きな主人公の姿に、その後何人のジャックレモンもどきが出現したことであろう。映画やTVドラマ、演劇のシーンでは彼のような人物が今でも跋扈している。サラリーマンはこうでなければならないという「形」を作ったのは実はこの作品なのかもしれない。
実は恋愛映画。社内恋愛がまかり通っているこの会社で、純愛を続ける主人公。最後はどこで終わってもおかしくないような展開だったが、ハッピーエンドで終わるのが今日まで人気が続いている理由だと思った。とってもハートフル!絶対「好き」になれる映画です。
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こちらも何本か感想読ませていただきましたが、『深夜の告白』があるあたり渋いですね!
緊張感がたまりませんでしたし、バーバラ・スタンウィック怖過ぎ!(笑)
ビリー・ワイルダーはまだ観てない作品の方が多いですが、『アパートの鍵貸します』以外では、『情婦』『お熱いのがお好き』『第十七捕虜収容所』あたりがお気に入りです。でも、『麗しのサブリナ』や『昼下がりの情事』もいいしなー、と書き出したら、ほんとに傑作・名作ばかりですよね。
ではまた♪
TBは大歓迎です。こちらからも飛ばしますので今後ともどうぞよろしくお願いします。
そんな大都会の孤独をあらわす場面がとても印象的でした。
力が入った記事ですね。いつの時代も大都会の孤独は共感します。うちは大都会じゃないですけど、大都会のような孤独感?結構好きなんです。あまり淋しすぎると物悲しいですが、この映画は良かったですね!