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私が最近見た映画 ※ネタバレあり

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裏窓 #118

2004-12-05 | あ行の映画
1954年 アメリカ 114分

アルフレッド・ヒッチコック監督作品

出演 L・B・ジェフリーズ:ジェームズ・スチュワート
リザ・キャロル・フレモント:グレイス・ケリー

片足を骨折し、自宅療養中のカメラマン、ジェフ。

舞台はジェフの部屋と向かいのアパート。声は大きな声じゃないと聞こえないし、全部が見えるわけでもない。あくまでもアパートの窓から見える中の様子だけで2時間のサスペンスを作ってしまう手腕にまず脱帽である。

それから他人の生活をこっそり見てみたいという誰もが多少はもっている(であろう)行為を最初は面白おかしく描いている。向かいの住民は疑われる人の他にも、ミスグラマーとかミスロンリーとかピアノ演者の生活が良いスパイスとなっている。ベランダで寝る夫婦とか。彼らを映し出すことで、主人公サイドもの3人(恋人とヘルパーの看護婦)の心の変化を現実感あり、そして楽しく描いている。後半では、3人がだんだんと悪ノリしてくる。まず冒険しそうに無い外見の美女グレイス・ケリーが危険を顧みず梯子を上って窓から侵入し、家人に見つかった後も動せず証拠品をアピールするような意外な一面を見せ、最初は犯罪ですよ、と咎めていた看護婦も動けない主人公に代わり証拠を求めて庭を掘る。そしてそれがぴったりとはまっていく。


この話、その後も似たような話がいくつか作られたように何通りか考えられたと思う。私が単純に考えるだけでも、一つは主人公の妄想だった、という話とか。悪役はいかにも悪そうだけど実はいい人だったとか。アパートの住民はみんなグルだったとか、実は覗かれていたのは主人公の方だったとか。殺人現場をモロに描いてサスペンス度を増すのも良いだろう。そういったいくつかのパターンの中から、あくまでも主人公の推理とわずかな証拠で進められていくのは、視聴者の目が誰が悪人なのかという線上を行き来させて、「こわおもしろ」い絶妙なストーリーとなっている。
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4 コメント

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こんばんは (Ray)
2004-12-10 20:22:46
はじめまして。

ぽこさんに紹介して頂いて、以前も寄らせてもらいましたが、今日、映画を見たので、書き込みをさせて頂きます。

私は映画レビューが書けなくて苦労しているんですが、

「裏窓」がこういう風に変身するんですね。

とても読みやすいですし、判りやすいです。

私が好きな裏窓の住人は、ベランダで互い違いに寝る夫婦です。



私は原作を知っていて、余計に混乱したんですが、

やはり別の作品ととらえる事にしました。

勉強になりました。

これからもよろしくお願いします。
Unknown (manamana629)
2004-12-11 05:37:21
コメントありがとうございます。ぽこさんのところから何度かお邪魔したことがあるので始めましてですが始めましてじゃないみたいです。



誉めていただいて嬉しいです。ありがとうございました。裏窓に原作があったとは知りませんでした。ヒッチコックのオリジナルかと思っていましたが、原作にインスピレーションを受けたヒッチコックの「ほぼオリジナル」っていう感じみたいですね。



ではでは、今後ともよろしくお願いします
本当に、こわおもしろい! (奈緒子と次郎)
2006-05-18 17:26:47
確かに、いろんな展開がある中で、

シンプルに話が進んだのは、

上手に話を進めないと薄っぺらくなりがちですよね。

それでも、これだけ恐怖を駆り立てるところ、

ヒッチコックの偉大さを感じます。
Unknown (映画のせかいマスター)
2006-05-19 07:19:25
奈緒子と次郎さん、コメントありがとうございます。

ヒッチコックの中でも人気の高い作品ですね。最近のハリウッド映画は複雑になりすぎていてこういう映画はかえって新鮮に感じます。自分にも降りかかってきそうな怖さです。ヒッチコック映画はなかなか増えていませんが、目指せ全作品!(ボーダイ!)で頑張りましょう!

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