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私が最近見た映画 ※ネタバレあり

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悪魔が来たりて笛を吹く #60

2004-10-18 | あ行の映画
1979年 日本 136分

昭和22年、銀座の宝石店で店員を毒殺し宝石を盗む事件の容疑者の一人椿英輔は、娘の美禰子に遺書を残して失踪、2カ月後自殺の報が入る。ところが、英輔らしき人物が目撃される。家族らは、彼の生存を占う「砂占い」の儀式を行うが、その夜、伯父である玉虫伯爵が殺される。これが椿家を襲う連続殺人の幕開けであった。フルートの音とともに、仮面をつけた悪魔が恐怖に陥れる。

この映画のみで横溝作品独特の複雑な人間関係を理解するのは大変なので以下整理してみた。

椿家
椿英輔・・自殺したらしい
英輔の妻・・鰐淵晴子。若くて超美人!
英輔の娘美彌子・・斎藤とも子。アイドル路線。

新宮利彦・・鰐淵晴子の兄
  華子・・新宮利彦の妻
玉虫伯爵・・英輔の伯父
菊江  ・・玉虫の妾。池波志乃が快演!
書生の三島東太郎
その妹で女中のお種
まだ他にもいた。

これだけの人数が一つの館の中に住んでいる。最近見かけない俳優は誰が誰だかさっぱりわからなくなってしまう。
自殺したはずの椿英輔が犯人なのか??というミステリーなのだが、その結末は一家まるごと怨念、といういつものパターンである。ネタバレだが、遺言の中に含まれるルソーの“ウィルヘルム・マイステルの修業時代”の中にある近親相姦の話が事件を紐解くキーワードとなった。誰と誰が兄弟で、誰が誰の子供なのかが事件の鍵を握るのだが、これは映画ではヒントが少なく推理は難しかった。

さて、椿英輔が容疑者となった宝石店の事件にはモデルがある。帝銀事件だ。簡単に書けば、昭和23年1月26日午後3時頃、東京都豊島区長崎帝国銀行椎名町支店で16人の行員に青酸カリを飲ませ、現金を奪った大量殺人事件である。この事件の犯人として逮捕された56歳の画家は無実を訴えながら39年におよぶ獄中生活の末、死去した。もちろんその画家の一家が大量殺人の憂き目に会ったわけはなく、話は作者の想像力の賜物だ。

西田敏行が金田一を演じている。中村雅俊や秋野太作、果ては横溝正史、角川春樹までが出演しているので要チェック。

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