マイコー雑記

行き来するもの書き留め場

より父親になることでテストステロン値は減少する

2015年05月28日 | メモ

赤ちゃんと添い寝する父親は、そうでない父親よりテストステロン値が低い。

http://www.sciencedaily.com/releases/2012/09/120907165259.htm

競争心を強め、リスクをおかすことを促し、センセーションを求め、女性を惹きつける男性ホルモンとされるテストステロン。

こうした特性を引き起こすホルモンが減少することにより、

男性がより子育て環境にフィットするのを助けることになると。

362人の25-26歳の父親を対象にした調査より。


他の研究からも、子供とよく遊び、食事を与え、読み聞かせをしたりとする父親は、テストステロン値がより低いと。

またテストステロン値がより低い男性は、高い男性より、豊かなシンパシーを持ち、泣いている赤ちゃんのニーズをより理解し対応するとも。

 

人類の歴史を振り返ると、99パーセントの時代を占めた狩猟採集時代にも男性は赤ちゃんを抱っこしたりとかなり子育てに参加していた

と示す研究がある。冒頭の研究を率いたNotre Dame大学人類学者Lee Gettler氏によると、

父親が赤ちゃんや子供と過ごすことでテストステロン値を減少させるのは、人類に深く刻まれた効率的な生理反応なのではないかとのこと。

 

 

と、テストステロンについてリサーチしていたのですが、

20歳でピークを迎え、その後減少するとされるテストステロン。

中年以降は、高過ぎることより、低過ぎることの方が問題になりやすいとも。

 

平均より高いことの利点:

血圧を整える。肥満や心臓発作の防止。

 

平均より高い値の問題:

アルコール消費量が高くなる

喫煙率増大

怪我しやすい

リスクをおかしやすい(性的、身体的、犯罪的)

より攻撃的

 

平均より低過ぎることの問題:

身体的エネルギー、強さ、スタミナ、メンタルの攻撃性の減少

骨や間接の痛み、性的エネルギーの減退。

 

 

男性向けの情報には、テストステロンを高く保って、

やる気を高め、女性を惹きつける魅力をつけよう。

それには筋トレや体脂肪率を減らすのがいいなどとも。

 

何事もバランスですね。

 

こちらは周りにも子煩悩で家庭人の男性が多いですが、

力強く、しかも優しくシンパシーに溢れ、そんなイメージがあります。

元々、肉食系や草食系といった適性みたいなものもあるのでしょうが、

主夫の方は柔らかいながらも、筋トレしたりと身体を鍛え、

外で働く男性はバリバリ働きつつも、子供との時間も大切にする、

そうしてバランスが取れるののかもしれないな、そんなことを思いつつ。

 

競争心すさまじく周りを蹴落としどんどん攻撃的にリスクを犯そうとする社会的方向には、

男性陣がより子育てに参加することで、よりピースフルになるということもあるのかもしれませんね。

 

リサーチ続けます。


「愛情」というもの

2015年05月28日 | イメージ

親もこれまで歩いてきた中で、

様々蓄積し、価値観を築いてきて、背負うものがあり、

だから、個性様々な子供との間に、好き嫌いや相性があるのは当たり前。

 

ただ、自分のそうした気持ちに気づいていること。

そして、では親としてどう対応することが、

この子に与える不必要な負荷を最小限にできるのか。

そうした視野の中から、

最善を選んでいく。

 

好き嫌いを超えた「愛情」というのは、そうした繰り返しについてくるもの。

そうしていつしか、愛情の溢れ出す自分に気づくことになる。


日常生活に刺激と対応の間のスペースを

2015年05月28日 | メモ

以前も書いたのだけれど、


ミディエーター(ネゴシエーター)として活躍し、

世界中いくつもの扮装を回避させた文化人類学者のウィリアム・ユーリー(William Ury)氏は、

「人は、そろそろ感情的反射的な反応を繰り返すことから卒業し、

反応する前に一呼吸置き、

平和的な解決を意識的に選択する方向へと向かう時ではないだろうか」

と言う。
 

他者との関係の中で、「反応する前に一呼吸」、

自分と相手を含めたより広がりのある視野の中で、

「意識的に」より平和的な方法を選び、

互いが納得できる着地点を模索する。



世界中のいくつもの難しい紛争場面に取り組みつつ、

個人レベルでも国レベルでも、平和的解決に至らない葛藤はないと信じている」というユーリー氏の言葉は、

大きな希望を与えてくれる。

 
以前のブログで紹介したことのある、

ユーリー氏の中東での試み「アブラハムの道」

(イスラム教、ユダヤ教、キリスト教共通のルーツ、アブラハムの一生をたどる道を歩くことにより、互いの理解や絆を築こうという試み)は

「ナショナルジオグラフィック・トラベラーズマガジン」で、2014年の世界のベストトレール1位に選ばれている。



と、何も国際舞台とか大きなことだけで考えるのでなくて、

日常生活での子育てや人間関係で生かしていけたらと思う。


刺激、カチン、どかーん。

その「カチン」と「ドカーン」の間に、

ワンクッション入れてみる。

 

刺激、うわっ嫌い、攻撃or全否定、

その「うわっ嫌い」と「攻撃or全否定」の間に、

ワンクッション入れてみる。

 

刺激、不安、ワーカホリック、

その「不安」と「ワーカホリック」の間に、

ワンクッション入れてみる。

 

マインドフルネスのプラクティスは、

このワンクッションを入れ易くしてくれる。

夏休みのドカーン回避、もしくはドカーンした後の切り替えに、役立っている。

 

こうして見ると、

人類学と、子育てと、マインドフルネスと、全てが繋がってきているなとしみじみ思う。


あの懐かしい気持ちの中で

2015年05月28日 | イメージ

ちびっ子達を寝かしつけながら、

懐かしい気持ちが蘇る。

 

子供時代から、時々こんな気持ちになったもの。

私はいつかいなくなる。

こうして感じ思い考えている自分も、

いつかいなくなる。

それでも、今こうして見ている世界は続き、地球は回り続け、星はまたたき、続いていく?

 

自分がいなくなるという感覚に漂う。

 

感情をアクティベートさせてみる。

やはり、今一番に迫るのは、子供達のこと。

まだ、いなくなってしまえない、どうかせめて彼ら彼女が成人するまでは、傍にいさせて欲しい。

懇願する自分がいる。

 

死ぬ瞬間に何を後悔するのか、

私はそれをはっきりと分かっているつもりになっている。

悶絶する自分が見えるからこそ、

今こうして子供達と共にいる時間を大切にしたい。

 

底に流れるその穏やかな幸せ。

そこに炎のようなパッション=生命力を添えるのが、

私にとっては「リサーチ&書くこと」、

そんな整理ができてきた。

 

本当に大切なものと生命力のバランス。

両者を融合させて。


刺激と対応の間のスローモーション

2015年05月27日 | 覚えておきたい言葉

“Between stimulus and response, there is a space. In that space is our power to choose our response. In our response lies our growth and our freedom.”

― Viktor E. FranklMan's Search for Meaning


「刺激と対応の間には、間(スペース)がある。

そのスペースに、対応の仕方を選ぶことのできる私達の力がある。

その対応のあり方にこそ、私達の成長と自由がある」

 

マインドフルネスを続けると、この刺激と対応の間のスペースを、

以前よりくっきりと把握できるようになると感じている。

スローモーションのように。

 

「その対応に、成長と自由がある」

ホロコーストを生き延びたFrankl氏の言葉、

かみ締めていきたい。

 

 

 


反応から対応へ

2015年05月27日 | 覚えておきたい言葉

"Through a better understanding of our reactions, we can begin to respond to situations with more elegance and acceptance."

「私達がどう『反応』しているかについてよりよく理解することで、

私達はより優雅に受け入れる心を持って、場面場面に対応し始めることができる」

 

反射的に反応する前に、ワンクッション挟んでみる。

深呼吸。

すると、より自分が本当に望む「対応」へと近づくことができる。


ドラマを通して大きくなろうね

2015年05月26日 | 日常

キャンプ帰宅翌日、長男夏期講座に、食料買出しに、山のような片付け、

その合間に、歌声や、いざこざや、笑い声や、泣き声や。

 

さっきは、次女がわんわんと泣いて寄ってくる。

何事かと一緒にいた三女と次男を呼ぶと、

何でも、学校で書いた作文を1年分まとめたバインダーを一緒に読んでいたところ、

「家族で私と一番仲良しなのは、次男と長女」と書いてあったらしく。

 

おいおい泣き崩れる次女の隣で、

「自分が書かれたらどういう気持ちになるかなと考えて書くのよ。

やっぱり嬉しい気持ちしないよね。」

と声をかけると、部屋にかけていって、大声で泣き叫ぶ三女。

 

部屋をのぞくと、その記述があったページは破かれ、ゴミ箱にくしゃくしゃに捨てられ。

背中をさすって。

 

バルコニーでしばらく遠くを見ていた次女が入ってくる。

 

好きとか嫌いとかね、そんなのころころ変わるんだから、2年生の子が書いたものをそんなシリアスに取らないのよ。

ほら、あなたの仲の良かった子だって随分変わったでしょ、キンダーから6年間で。

何か気に入らないことがあったら嫌になるし、それで何か一緒に楽しいことすればまた大好きになる。

家族は密に暮らしてるから、そういった移り変わりも毎日忙しいかもしれないけれど、

でもね、そうやって嫌いとか好きとかを繰り返しながら、

そんな嫌いとか好きとかを超えた繋がりができていく、

家族っていうのはそういうものを築いていける場なのかもしれないね。

 

ママはあなた達が心の底のところで、お互いのことをケアして、大好きなのを知ってるからね。

 

涙目の2人を前に話す私。

 

ああ、夏休み!

あと3ヶ月、毎日どんなドラマが繰り広げられるのだろう。

ドラマを通して、少しずつ少しずつ、皆で大きくなっていこうね。

 


上り坂を踏みしめて

2015年05月26日 | イメージ

急な坂を上っているんだなと思う。

 

それで、時々見晴らしのいい場に出て、深呼吸してリフレッシュ。

それが私にとってはマインドフルネス。

 

そしてまた急な斜面を登り始める。

 

緩やかな平地をスキップしたり、

下り坂をひゃっほーと勢いよく下りたり、

そんな時を懐かしく思い出しつつ。

 

しばらくは、上り坂が続くのだろう。

長丁場だと開き直り、

眺めのいい地での休憩をちょこちょこと入れるよう心がけて。

肩の力を抜いて、フレッシュなマインドで、足裏を大地に下ろす。

 

上り坂の時に、筋肉は鍛えられる。

遥か先に聳える頂を胸に。

 

 


内に抱いてエンジンをふかし

2015年05月26日 | 風景・旅

キャンプから皆無事戻れたことに感謝。

 

帰宅後は、締め切り原稿を直し、編集者さんとのやりとりをいくつかして、時間切れ。

 

天井まで届く洗濯もの、夏休みカリキュラム、食料買出し、に向き合いつつ。

「ユア子育てスタジオ」に報告載せよう。

ぶるんぶるんとエンジンふかして。

 

また思い出深い旅となった。

昨夜はキャンプ地に戻りたいとしくしく泣く次男。

出会った風景を、内に抱いて。