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親や介護人など「ケアを差し出す人」ほど、「自分への思いやり(セルフコンパッション)」が必要

2016年05月27日 | 自分への思いやり(セルフコンパッション)

「子育てする親、高齢者の介護人、看護師、保育士、セラピスト、先生など、

他者のケアをする『ケアギバー』こそ、

「自分への思いやり(セルフ・コンパッション)」を必要としています」

と心理学者のクリスティン・ネフ氏は言います。

 

本当に、そう思います。

 

差し出して差し出してケアし続けて、

それでも周りからは、ただ「当たり前」と扱われ、

相手のことを思えば思うほど、どこまでも終わりのない仕事量。

しかも人間相手のこと、こちらが思い描くどおりに物事が進まないことも多く、

「まだまだ自分は全然十分じゃない」という気持ちが迫り続けます。

 

かさかさ、かさかさ、

差し出し続けた心が、

乾いた音を立て、「燃え尽き」ていきます。

そして、枯れた心は、

最も大切にしたいはずの、目の前の人や子やへと向かい始めます。

 

自らを満たす大切さ。

 

満ちていないものを、差し出すことはできません。

「ケアギバー」こそ、自らをケアし、自ら受け取る必要があるんです。

 

目の前のケアから離れ、

趣味、運動、創作、友人とわいわい過ごすなど、

リフレッシュするひと時の大切さ。

 

それでも、そうした時間が十分取れない場合でも、

目の前のケアに取り組みつつ、気持ちを満たすことができるのが、

「自分への思いやり(セルフ・コンパッション)」だと、

ネフ氏はいいます。

 

例えば、ネフ氏の息子さんが、自閉症の感覚過敏から、

公共の場で暴力的な癇癪を起こすたびに、

周りからは決して向けられることのない「思いやり(コンパッション)」を、

自らに向けることで、乗り越えてきたと。

 

こういった状況で、

周りから向けられるきつい視線に加勢し、

自らも自らに冷たく当たっていては、

自分も、目の前のケアを必要とする子供も、

追い詰められていくだけです。

 

 

 

自らに思いやりのこもったケアを向けるひとつの方法 

胸、お腹、肩、頬、どこでもいいので、

そっと触れるなり、抱きしめるなり、

とにかく身体に触れてみます。

(人の体温に触れることで、

温かい気持ちになる「オキシトシン」などのホルモンを、

上昇させることが分かっています)

そして、自らに「思いやり(コンパッション)」をこめて、

話しかけてやります。

 

「ホント、きついよね。こんなことになっちゃってね。

でも大丈夫、ずっとここに、一緒にいるから」

 

大切に思う人に向き合い、

心の底から、声をかける気持ちで。

 

 

どうぞ、試してみてください。

日常の何気ないひとときにも、

そして、ああもうだめだと感じる時こそ。

 

じわじわと心が温まり、再び、目の前の相手を、

心こめてケアすることが可能になります。

 

満たされた気持ちで、目の前の大切な人に、そして子供に、

向き合っていきたいですね。

 

 

 

さて、こちら金曜日朝、子供たちを送り出し、

往復三時間かけての引っ越し先物件探しです。

みなさん、喜び溢れる週末をお送りください!

 

 

参考資料:

‘Why Caregivers Need Self-Compassion’ by Kristin Neff

http://www.huffingtonpost.com/kristin-neff/caregivers_b_1503545.html

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