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敏感な子や完璧主義の子に「自己への慈悲心」を身につけさせる

2016年05月19日 | ハイリーセンシティブチャイルド

子供に対し、

「人に親切にする」ことは教えるものですが、

「自分に親切にする」ことは、あまり教えないもの。

 

子供の性質は本当に様々ですし、

その時々の状況によって強く出る性質も異なりますから、

時と場合に応じて、周りも対応を変える必要があります。

 

それでも、特にHSC(ハイリーセンシティブチャイルド)や、

HSCの特徴ともされる完璧主義の子には、

「自分に親切にすること」というのは、

子供時代から教えていきたい大切なことだと思っています。

 

 

例えば、失敗したり、何かがうまくできなかったとき。

 

失敗したこと自体に気づかず通り過ぎるような場合は、

改善のために、まずはどこがまずかったと明らかにしてやる必要があります。

状況によっては、声のトーンを強くしたり、

困って見せたり、叱ったりといったことも必要になるかもしれません。

 

それでも、失敗やうまくできないことというのは、

HSCや完璧主義の子にとっては、多くの場合、

自らの息の根を止めるかのような勢いで、

強烈に迫りくるものだったりします。

 

そんなとき、その子にとって必要なこととは、

怒ったり、困って見せたり、叱ったりとすることではなく、

「セルフ・コンパッション(自分への慈悲心)」を教えていくことなんです。

 

周りの様子も微妙に感じ取るHSCですから、

自らを責める気持ちに、

周りの「何やってるの!」といった反応が追い討ちをかけるものです。

 

そして心の内で、決して周りには向けることのない

痛烈な言葉を、自分に向けているかもしれません。

 

「自分ってなんでこんなにできないんだろう」

「また同じ失敗しちゃって、自分ってホントだめだなあ」

「自分は何やっても失敗ばっかり」

 

こうした場合、共感力の高いとされるHSCの特性を生かし、

「大好きなお友達を励ますような気持ちで、自分に声をかけてやりなさい」、

と言ってやるのも手です。

 

大好きなお友達に、

「きみって何でそんなにできないの?」

「また同じ失敗!きみってホントだめだね」

「君って何やっても失敗ばっかり」

なんて言葉、決っしてかけやしないですから。

 

「大好きなお友達」と思うなら、

「まあ、今回失敗しちゃったけど、でもさ、まだ次があるしね」

「でも君ってさ、こんなこともできたり、あんなこともできたりするじゃない」

「大丈夫だよ、今度はうまくいくよ。またうまくできなかったら、また頑張ろうよ。

そうしたら、きっとうまくできる時が必ずくるんだよ」

などなど、「自分に対しての姿勢」も、変えていけるものです。

 

 

子供たちに培って欲しいのは、

失敗に萎え、やる気を失い、

挑戦することを避ける姿勢ではなく、

ひとつひとつの失敗に向き合いつつ改善していこうという意欲の強さ、

倒れても立ち上がり挑戦する姿勢、

ですよね。

 

そのために、敏感な子や、完璧主義傾向にある子供たちに必要なことのひとつが、

自分の足りなさ、不完璧さ、欠けたところを包み込むことのできる

「自己への慈悲心」なんです。

そこから、「じゃ、もう一回やってみようかなあ」

と再び立ち上がる気持ちが生まれます。

 

人生には、順風満帆な時もあれば、

逆境や困難や失敗もつきもの。

そんな人生の波の中で、持てる力を発揮し、

たくましく駆け抜けていく子供たちを育てていきたいですね。

 

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