マイコー雑記

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子どもの「好ましくない行為」を前に「言葉を減らす」って大切ですね、サイレンスの力

2017年05月04日 | 思慮あるしつけ(discipline)

子ども達のスポーツの練習は、練習場の確保状態や天気によって、

時間や場所もちょこちょこ変わります。

そこで日々友人とテキスト等でやりとりし、

互いの都合に合わせ、どちらが「送り・迎え」するかを打ち合わせてます。

 

昨日は、

「ママがランニングの練習場に降ろして、

Hさん(友人)が迎えにいくことになったわよ」

と告げたところ、

 

「え~、走った後、家の車で帰ってきたいんだよね」

と娘の1人が不機嫌に。

 

1時間半程走って疲れきったところ25分ほど車に揺れるのですが、

他者より我が家の車の方が、気兼ねなくゆったりできるということでしょうね。

 

それでも、夕食の準備やあれやこれやの雑用にと走り回り余裕のない中、

「何言ってるの」と、ちょっとカチンとくる私。

 

「もしHさんの助けがなかったら、

ママがあなたたちを降ろして、

そのまま20分走って長男をNPO活動に降ろして、

そこから20分走って次男をサッカーに降ろして、

そこから30分かけてランニングの練習場に戻り、20分ほど駐車場で待った後、

30分かけて次男のサッカーへ迎えに行き、

皆を家に降ろしたら、30分かけて長男を迎えにいくことなるのよ。

分担できることがどれだけありがたいか。

Hさんとの分担がなかったら、全部の活動をするなんて不可能じゃない。

文句より、『Hさんありがとう』でしょうが!」

と言いかけます。

 

そこを、深呼吸。

カチンときて、ぎゅっと力の入った身体の箇所を、

吐く息と共に緩めます。←マインドフル

 

「まあ、疲れた後、家の車の方がゆったりできるよね。

でもさ、もしHさんの助けがなかったらどうなると思う?」

とだけ聞いてみます。

 

その日の活動予定を話した後ですから、

私が言葉にしかけたような「具体的シミュレーション」もできたようです。

 

しばらくして、

「あー、ホンとHさんのおかげで、助かるね。

じゃなかったら、ランニングだってできないよねー」

と、心からほっとする様子で言ってみます。

 

これで十分、娘の頭の中も整理できたようです。

 

私が「責め口調」でぶつぶつと言葉を並べたなら、

「感謝させられてる」といった気持ちにもなったでしょうが、

娘自らが考え想像した後は、

「あ、ありがたいな」と素直な気持ちが湧き上がった様子でした。

 

 

 「言葉を減らす」大切さ

「言葉を減らす」というのは、

何度も取り上げているダニエル・シーゲル氏のしつけについての著書にも出てきます。

(『NO-DRAMA DISCIPLINE』by Daniel J. Siegel & Tina Payne Bryson  P. 170-175)

 

私もそうなんですが、往々にして、「言い過ぎる」んですよね。

 

著書の中で、こんな具体例があげられています:

お父さんが息子に向かって

「学校の課題に責任を持つのはとても重要なことだ。なぜなら今努力を注いだことは将来への習慣を築くことになるだろう。本当に、このことは何度強調しても足らないくらいだよ。よい習慣は本当に大切なんだ。そうした習慣は高校へと引き継がれ、そして大学へ、そしてお前のキャリアへ、結婚生活へと引き継がれていく。だからね・・・」

息子君は、はじめの文章の後くらいからは、もう上の空。

 

ああ、ホンと分かります、この状況。

いいこと言ってるんですが、

相手は聞いちゃいないです。

 

実は、夫も時にこのタイプ。

子どももですが、私もしばしば白昼夢に旅だっていきます。←子どもと同じ

私の場合は、耳からの情報がなかなかとどまらないということもあるんですが。

 

著者曰く、

「子どもは特に大きな子ほど、自分がした誤りを分かっています。

誤りについての長い講義ほど、望まないものはありません」とのこと。

 

確かに。

 

そしてより小さな子について、

「何がOKで何がOKでないのかをよく分かっていない幼児ならば、

なおさら、言葉を減らすことが大切です。

幼児は長い講義なんて聞くキャパシティーを持っていません」と。

 

ああ、子育て初めのころ、

まるで大きな子に話すかのようにとくとくと説教をしていた自分を思い出しますよ。

 

 

著者は

「幼児の好ましくない行為に向き合う際の4ステップ」を示しています。

 例えば、お母さんを叩いた娘ちゃんの例です。

 

ステップ1:行動の背景にある感情に言及し認める

イライラしているのね。待つことは、難しいこともあるよね。

 

ステップ2:行動に言及する

叩かれたら痛いのよ。

 

ステップ3:他の選択肢を与える

ママの身体に優しくしてね。

 

ステップ4:次へ

よし、外へ行って、あのミミズたちがまだ歩道にいるか見てみよう!

 

エッセンスを簡潔に真摯に伝え、

あとはぐだぐだぐだぐだと言い続けないで、

次へ移る。

 

この「引きずらずに次へ移る」というの、大切ですね。

私もどれほど引きずってきたか・・・。

引きずりすぎて、全く関係のないその後の行動にまで、

「ほらまたしようとしてる!」と同じ行為を見出そうとしたり。

 

次へ移る。

子どもだって、いつまでも「できない子、だめな子」と見られたくないんですよね。

よくなれるチャンスをすみやかに与えてやりたいです。

 

 

著者はこんなことも言っています。

「もし私達が何をして欲しくて何をして欲しくないか伝え続け、何度も何度も繰り返していたら、子ども達は遅かれ早かれ、聞くことを止めるでしょう。対照的に、私達の声をセーブし、私達が本当に気にかけることのみに言及し、話すことを止めるのならば、私達の用いる言葉は、より重みを持って捉えられることになります。」

 

沈黙こそ、パワフル、そう思います。

大人が沈黙しているその「間」に、

子どもが自らの内面を探り、その子自身で答えにたどりついたりするもの。

 

ここぞというときに声を発することで、

その「自らの内面の探索」を、助けてやりたいですね。

 

また、

「もし問題によりたっぷり向き合う必要がある場合は、

質問をし、返ってきた答えを聞いてやりましょう」とのこと。

 

質問することで、言われっぱなしから、自らの頭を動かし始めますね。


自分の思いを出し切ったかより、

子どもの思考や感情が動いているかを観ること。

我が家も心がけていきます!

 

みなさんの子育てにエールを送りつつ。

それでは、今日もよい日を!

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