カウンセリングを学ぶ会

自分知ること、理論を学ぶこと、仲間と共にいることを学びあいます。

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カール・ロジャーズの言葉⑩

2016年02月17日 14時32分30秒 | 日記
 今週末は私達を対象にした研修が2日間にわたって実施されます。他の人たちのカウンセリングを見ることで、また私のカウンセリングを見てもらうことでとても学びが深まります。

 つまり「知行合一」、知っていることとやっていることが一致しているか、それは外から教えてもらうことが一番だと私は思うからです。

でも以前は他の人からの言葉が、自分に対する駄目だしのように感じて嫌な気分になったものです。ところが実際にルームでカウンセリングをやらせてもらうと、もっともっと失敗から学ぶ体験が私には必要だと思うようになっていきました。・・略

 

カール・ロジャーズの言葉
 満ち足りた生活とは、問題の存在しない人生にあるのではなく、絶えず果敢に問題解決に臨むことから得られる満足感を与える一貫した目的と根本的な自信が伴った人生にあるのである。

心理療法を通して得られるのは、この一貫した目的であり、人生や障害に立ち向かう勇気である。

それゆえ、クライエントがカウンセリングから得るものは、必ずしも問題に対する整然とした解決策ではなく、問題に対して建設的な方法で立ち向かう能力なのである。

『カウンセリングと心理療法』岩崎学術出版社



 悩みの真っ只中にいる時の私たちは『こんな苦しみはもう嫌だ』と思い、その悩みから一刻も早く逃れたいと思うことでしょう。

しかし、誰しも、自分の人生を振り返ってみる時、『あの時のあの苦しみがあったからこそ今の私がいる』という実感を持っておられるのではないでしょうか。

ここでロジャーズが言っていることは、「問題こそ、その人がその人になっていくうえで重要な役割を果たしている」という考え方です。

そしてこの考え方こそ、おそらくすべてのカウンセリングに共有されている哲学ではないかと思います。

それゆえに、カウンセラーの課題は、問題をカウンセラーが解決することにあるのではなく、勇気を振り絞ってみずからの問題解決に取り組むクライエントを、励まし、支えることにあるといえるのではないでしょうか。

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