高山線全線開通７７周年記念

　ご無沙汰しております。更新頻度が落ち、１０月２９日の記録から前に進んでいないため、私の行動を知っている人たちから「まだ、高山線の記事を見ていないけれど」というお声をいただきました。
　美濃赤坂の続編はまだあるのですが、先に１０月３０日のＪＲ東海・高山線撮影について書いてみます。
　３０日に岐阜から飛騨古川まで国鉄標準色塗装のキハ４８が２連で、「高山本線全線開通７７周年記念号」として運転されます。飛騨地方の山峡を走るこの列車を撮ろうと、美濃太田に宿泊し、飛騨金山－焼石の有名撮影ポイント、下原ダム湖を目指しました。

　前日と異なり、雨がしとしとと降るあいにくの天気です。雨が波紋を作るので水鏡も期待できそうにもありません。
　しかし、雨は雨で独特の景色を見せてくれます。その一つが山肌を縫うような、雲の存在です。この日も、湧いては消えを繰り返すこの雲のような霧のようなものが出現しました。ヘッドマークもない一見、普通の列車と何ら変わりのない編成ですので、車両は小さくなりますが、思い切って縦位置で構図を考えてみました。

2011-10-30　ＪＲ東海高山本線　飛騨金山－焼石　９６４１Ｄ
Nikon D7000,AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED,55mm,ISO 400
1/320秒,f4,-0.3段,WB:晴天


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乙女坂の風景

　中京地区の赤ホキ列車の発着地、西濃鉄道の乙女坂駅に行ってみました。ここは駅と言っても、機回しできるだけの線路と石灰の積み込み設備があるだけです。矢橋工業のプラントの一部になっています。「乙女坂」という美しい名前とは似ても似つかぬ要塞のようなところです。

　私が着いた時は、茶色のＤＤ４０３が赤ホキに石灰が積み込まれるたび、ピーッという甲高いホイッスルとともに１両ずつ引き出していました。

　しばらくその様子を見学し、その後、乙女坂からＪＲ東海の美濃赤坂に向かう列車を撮影できそうなポイントを探して待機。この列車は一応ダイヤはあるものの積載完了とともに発車しますので、早めの移動が必要です。なんとか撮ったあと、美濃赤坂に移動し、今度はＪＲ貨物のＥＦ６４の連結と発車を見ました。

2011-10-29　西濃鉄道乙女坂駅　ＤＤ４０３　１０２６レ
Nikon D7000,Sigma APO 120-300mm F2.8 EX DG OS HSM,×1.4テレコンバーター使用,420mm,ISO 400
1/800秒,f9,-0.7段,WB:晴天


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原色が引く赤ホキ

　更新の頻度が少なく、申し訳ありません。さて、１０月２９日、紀勢貨物の２０８９レを撮影した後は、一路、高速を使ってＪＲ東海の美濃赤坂を目指しました。
　最近はＥＦ６４の担当になっている赤ホキ列車の出発駅に一度、行ってみたかったからです。もちろん赤ホキへの石灰積み込みはここではありません。西濃鉄道の乙女坂駅がその場所であり、そのシーンも合わせて見学することを目的としていました。
　正午前に美濃赤坂に到着、まずは昼の臨時スジが運転されているのかどうかを確認。構内のはずれにＥＦ６４大宮更新の姿を認め、安心して乙女坂に向かいます。乙女坂の矢橋工業ではＤＤ４０３が赤ホキを１両ずつ引き出しながら石灰を積んでいました。

　その後、美濃赤坂に戻ると、TEAM3170の愛しきさんらがおられ、ご一緒に６４－１０２４号機牽引列車の発車を撮影。さて、これからどうしようかと思っているところに、１５時台に美濃赤坂にやって来る５７８３レの牽引機が原色の６４－１０１６号機との情報が入り、みんなで揖斐川堤防に移動することに決定。
　青空をバックに築堤を駆け上がってくる勇姿を撮影することができました。原色機に専貨の赤ホキ。なかなか京都にいてはとらえることができない撮影対象だけに、思わぬ儲けものをしました。

2011-10-29　ＪＲ東海道本線　穂積－大垣　５７８３レ　ＥＦ６４－１０１６
Nikon D700,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR2,100mm,ISO 400
1/1000秒,f9,-0.3段,WB:晴天


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