遠征3日目の5月5日は早朝、信越本線の塚山-越後岩塚でJR西日本の583系急行「きたぐに」を撮影したのち、1日目と2日目で撮らなかった場所や構図で撮る“復習”に出かけました。その中でも中心に考えたのは、磐越西線上野尻-野沢で冠雪した飯豊連峰をバックにSL「D51ばんえつ物語」を撮り、さらに磐梯山とともにJR東日本の583系「あいづライナー」を撮るということです。
ただ、「きたぐに」撮影後、上野尻に「ばんえつ物語」がやって来るまで時間があります。まずは新津から新潟まで長岡のEF81が牽引する「ばんえつ物語」の送り込み回送を、荻川-亀田で記録することにしました。初めはさつき野-荻川で撮ろうと思いましたが、道を間違ったこともあり、小阿賀野川橋梁で半ば無理やり撮影しました。架線柱が邪魔になりましたが、さつき野では逆光になるところ、順光サイドで撮ることができ、結果的によかったかなと思います。
飯豊連峰バックのポイントは人が多く集まることが予想されましたが、それでもまだ3時間ほど間があるので、もう一枚撮影しようということになり、15分停車する津川までの場所で「ばんえつ物語」を記録することにしました。結局、三川-津川のS字カーブに狙いを定めました。大きなS字でしかも正面がちのポイントであるため、思ったような写真にはなりませんでしたが、明るい日差しを受けてやってくるD51はいいな、と思いました。
この写真はさらに引きつけて顔面をアップにしたものです。ヘッドマークのオゴジョの右側、物語の文字の下に「つなげよう日本」の丸いマークが入っていました。
太いボイラーにヘッドライトの後ろの給水温め器、そして集煙装置。これぞD51です。スノープロウもはいて厳めしいですが、私が関西本線や山陰本線で撮影していたD51を彷彿させる姿です。これを撮影後、上野尻-野沢、山都-喜多方でこの列車を撮り、最後に磐梯町-翁島ですっきりとした姿を見せる磐梯山を背景に「あいづライナー4号」を撮って、帰路につきました。
2011-5-5 JR東日本磐越西線 三川-津川 D51-498 「D51ばんえつ物語」
Nikon D700,AF-S NIKKOR 70-200mm f2.8G ED VRⅡ,×2テレコンバーター使用,310mm,ISO 400
1/640秒,f6.3,-1.0段,WB:晴天
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