4月10日、JR西日本の桂川橋梁で配7993レを撮り終え、撤収しようと三脚をたたみ、カメラもバッグにいったんは収めました。しかし、桂川の堤防には菜の花もきれいに咲いています。
時間的にまもなく京都発関西空港行きの特急「はるか」がやって来るはずだと思い、再びカメラを取り出しました。
対象が281系なので、三脚を立てるまでもないと思い、手持ちで適当に撮ることにしました。縦画に決めて、立ったりしゃがんだりして菜の花の分量などを考えます。
結局、立ったほうが架線柱の上方に張られたケーブルを入れなくても済むことがわかりました。
桜の陰から飛び出してくるところ切り取る構図なのでタイミングが難しいのですが、ちょうどよいところでシャッターを切ることができました。
この281系、新大阪-京都で撮影していると頻繁に見かけるため、真剣に撮影しようと思ったことはこれまでほとんどありません。白いのっぺりとしたスタイルもそんなによいとも感じません。ですが、このように花とともに切り取ると、なかなか存在感もあって絵になると思います。
味わい深く、色も美しい国鉄時代の車両が淘汰され、画一化されたJR車両ばかりになる日もそう遠くはないでしょう。そうなったときに「撮るものがない」と嘆かず、このような切り口でいつまでも鉄道写真撮影を続けたいと考えています。
※いただいたコメントの返事が遅くなっています。どうぞ、ご容赦ください。一両日中には必ずコメント付けさせていただきます。
2010-4-10 JR東海道線 西大路-桂川 281系「はるか23号」
Nikon D700,AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED,70mm,ISO 200
1/1000秒,f5.6,+0.3段,WB:晴天
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写真を見て 桂川にはるかを撮りに行きたくなりました♪
「はるか」ちゃんも、こうして見るとなかなかよいですね。281系は見る(撮る)角度によって美形だったり、イマイチだったり。人間と同じですねえ。
晴れた日はほんとうにのどかな桂川ですよ。
鉄道写真も列車メインだけでなくて沢山の楽しみ方があります!!いつも、まむし様の写真には頭が上がらない想いです…
感性がないと人に見てもらえる写真って、なかなか撮れないので一枚の写真から沢山の想いが読み取れます。
銀塩でシャッターを押すのは、より慎重になりますよね、デジと比べると。
今のところ、古い車両にどうしても目が移りますから、新製車両を撮るには何か動機付けが必要になります。それは珍しさであったり風景だったりと様々ですが。
ただ、485系なんかでも見向きもしなかった時代があるわけですから、今のうちに683でも281でも何でも撮っておくべきですね。でも、それらが貴重といわれる時代になるときまで、生きているかなあ。
季節の花々と大好きな列車を見ていると、安らぎますね~。
奈良の103王子さんの感性もなかなかのものだと思っております。あの夕日のDD51「出雲」なんか、すごいなあ、と思います。