EF81-27のムド付き3092レをJR西日本・摂津富田で撮ったあと、回9514レを同じ場所で待ちます。北陸からやって来た「お座敷列車で行く奈良・京都の旅」のお客さんを京都駅で降ろし、宮原操に回送される「あすか」です。
機関車は敦賀で106号機から受け継いだEF81-108号機です。
遠くにひときわ高い位置のヘッドライトが2つ見えました。急いでカメラを構えますが、なかなか近付いてきません。思ったよりゆっくりしたスピードです。
これなら思ったところでシャッターを切れると安心しました。
しかし、これが気の緩みを招いたのでしょうか。一呼吸早くシャッターを切ってしまいました。D5000は連写速度が秒最高4コマです。実際は3コマ少しでしょう。ですからD300やD700のような連写で狙うのではなく、1発勝負と決めていました。
そこそこのスピードでやって来た3092レは考えたところでシャッターを切れました。ところが、回9514レは……。速球を待ち構えていたバッターが思いがけないスローボールを投げられて、待ち切れずにバットを空振りしてしまうようなものかもしれませんが。
まだまだ修行が足りない、ということですね。
2010-10-24 JR東海道本線 摂津富田 回9514レ EF81-108 「あすか」
Nikon D5000,AF-S DX NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G ED VRⅡ,46mm,ISO 800
1/800秒,f4.8,WB:AUTO
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これで失敗作だと仰るとは……(^^; 柱一本分手前で狙われていたのでしょうか?
私の場合、一発勝負は不安なので毎回連写しています。以前読んだ本によると、「1秒間に5コマ以上撮れないカメラなら、連写するより一発で決めた方が良い」と書いてありましたが、まだなかなか怖くてできませんねぇ……(汗)
私はD3000を使っていますので、置きピン一発勝負が基本です。
3月までは、雷鳥を重点に撮っていたので、それに合わせた見越しで
シャッターを切っていたのですが、色々な速度の車両を撮ると難しさを
感じます。雷鳥に慣れているので、阪神でいえば、藤川の直球に合わせ
られるけど、昔の星野のスローカーブにを簡単に振ってしまう感じで
しょうか。逆に雷鳥が徐行していると、引き付け過ぎて何だかなぁな
画になってしまうし。
かと思えば、試し撮りの新快速がお気に入りになったり。
ところで、今回の作例は、パンタが階段にかかったのがお気にめされなかった
のでしょうか。
そうだとすると、凄く高いハードルで撮られているのですね。脱帽です。
おっしゃる通りであり、タイトルにも書いたように、早切りです。もう少し引きつけたかったのです。
ところで、私は逆光でも悪天候でも撮影します。デジタルですから、その長所を最大限生かしたいと思います。また、それができるのがデジタルの魅力です。
銀塩は銀塩なりの味わいがあっていいですね。でも、銀塩では撮れない世界が撮影できるというのも肯定的に受け止めるべきだと私は考えています。
私の好きな中井精也さんも高感度をどんどん使うべし、とものの本に書いておられます。世界が広がっていくのなら、私はそれが楽しいものだと感じます。
連写性能の良しあしにかかわらず、本当は一発切りで仕留めたいものです。しかし、いかんせん連写に頼るのは私も同じです。
ですから、ふだん一発切りしていないと、今回のように微妙にタイミングがずれてしまいますね。あと枕木2本ほど引きつけて撮りたかったですね。
下の3092レのカマの位置が私にとっては理想です。どう考えても早く切り過ぎたことによって写真の下と左に余計な隙間がうまれてバランスが悪いですよね。
撮影後、モニターをちらっと見て嫌になってしまい、そそくさと撤収しました。
うまいたとえをしてくださって、ありがとうございます。正にそんな感じですね。
パンタが階段にかかって嫌だというより、機関車の下部に余計な隙間が生まれています。それに引きずられて左も余計な空白が生まれています。結果、バランスが気に入りません。
私にとっては下の3092レのカマの位置で切りたかったのです。
連写でタイミングを失した時より、一発狙いで肝心なときに、あわててしまった自分に嫌気がさしています。