JR琵琶湖線の瀬田-南草津を行く紙返空専貨3170列車を撮ってきました。
前の記事に書いたように、20年以上前のワムはほとんど茶色でした。しかし、現在のワムは大半が青色です。この日の編成はワム35両中、茶ワムは中ほどの1両だけでした。
色はともかく、やはり何度見ても有蓋貨車が延々と連なって走る光景はよいものです。ふだん高速コンテナ貨物ばかり見ていることもあるのでしょうが、これぞ貨物列車という感じですね。臨貨8866レや8865レも時にバラエティーに富んだ編成となり、楽しい列車ですが、基本はチキなので機関車の後方がともすればさびしくなります。
その点、この3170レはずらっと貨車が並ぶため、見ごたえは十分です。
実は、この朝も撮影に出かけようかどうかと迷いました。午前4時過ぎに目覚まし時計が鳴って目は一応覚ましました。ですが、意識はもうろうとしてなかなかすっきりと起き上がれません。このところ、寝不足が続いていて、朝寝したいというのが本音でした。結局、20分も布団の中でぐずぐずしていたでしょうか。
けれど、けさの牽引機はEF66-44号機であることがわかっています。貴重な66の0番台がこの列車を牽引するのもいつまでかわかりません。また、平日には仕事の関係で撮影はほぼ不可能です。そうすると、撮れるときに撮るという鉄則にのっとって行動するのがベストです。眠い目をこすりつつ、カメラザックにレンズとカメラを放り込み、三脚を抱えてよろよろと駅に向かいました。
ただ、わざわざ起きて出かけたのですから、これまで撮影したことのない場所で撮影したいと思い、この区間に来ました。ここは晴れていると機関車の顔には陽が当たるけれど、ワムは陰になる場所です。きょうのような曇り空の時こその場所と目を付けていました。
背景がうるさいのと、手前の草が邪魔ですが、3170レの新しい1コマを加えることができて、朝早くから出かけてよかったと思いました。
2009-7-18 JR東海道線瀬田-南草津 3170列車
Nikon D300,AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED,52mm,ISO 400
1/640秒,f3.5.-0.3段.WB:晴天
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