10年以上放置されていたこの地
大量のミズナラの幼木は
銀色の幹を四方八方に生やし
人を阻むような森になっていた。
細いミズナラはひたすらに抜き
切ったヤマグワやノリウツギは数知れず
ドングリをボトボト落とす、樹齢50年以上のミズナラの大木も倒し
覆うように伸びていたヤマブドウのツルを引きちぎって
ようやく現れてきたのは
前のオーナーさんが植えたと思われる
ブルーベリーやスモモ、サクランボ、ブドウの木。
そっともいで口にした
ナイアガラや大石早生の甘いこと!
最近知ったのは
前のオーナーさんはお医者様だったということ。
今思い返せば
コロナの最中、この家を片付けていたら
キッチンハイターの大ボトルや消毒用の石鹸、
洗面所から未開封のエタノールが2本も出てきたので
余程、衛生面に気を使われている方だと思っていた。
まだ移住する前で、首都圏には消毒薬が無かった頃でしたので
エタノールは大変にありがたかったです。
まるで
未来がこうなる事を知っていて、遺してくれていたかのようでした。
そのほかにもファイザーのボールペンなどがあった事や
ご自分の医院が市内にあった事など合点がいきました。
もちろんお会いした事はなく
何を言われたという訳でもないけれど遺されていた書籍や
スケッチブックなどから
奥様はターシャの庭に憧れ
旦那様は自給自足に興味がおありなのが分かった。
住むようになって、なんとなくこうしたかったのではというイメージがわき
意思を継ぐように手入れをして
自分なりに果樹園にしてきました。
お二人は、今
この森の様子を見て 喜んでくださっているだろうか
お二人が植えてくれたソメイヨシノが満開になっています。
数年前に私が植えておいた
黄色い実がなる月山錦と、紅きらり、
紅秀峰というサクランボが蕾をつけてくれました。
ポポーの蕾らしきものも付いてきました。
紫水晶というアケビも初めて蕾ができました。
果樹ではないけれど
自分で交配して種子から育てたクリスマスローズが
森の中で咲いてる様子は感慨深いものがあります。
これは私が、叶えたかった夢のひとつでもあります。
この春だけで140以上の株を移植してます。
森の手入れはまだまだ続きますが
これまでに大変だった事の
いろんな結果が 少しづつ目に見える形で現れてます。
深山エンレイソウが咲き始めています
その足元では無数のスミレも。
もうすぐマイヅルソウも白い花を咲かせます。

クルマバソウとベニバナイチヤクソウも
花を咲かせる準備をしています。
人付き合いは苦手です
混んでいるところも苦手です
どんな洗練された名店も興味がわきません。
好きなのは北海道。
ずっと猫のいる人生だったので
念願だった長毛種の猫たちを迎え入れることができて
大好きな猫たちにも囲まれてしあわせです。
やりたいことをできて
家族や、ご先祖様、周りの環境、前のオーナー様にも感謝です。
ふもふのしっぽも魅力ですが
長毛猫の脚も、かわいいものです。