埼玉 寄居町・深谷市・熊谷市 ピアノ教室Andante/アンダンテ

~「音楽は楽しい!」から「本物の音楽」へつながるレッスン~

聴覚優位が、音楽を立体的に取り入れるために…

2012年07月19日 | レッスンの出来事
以前に「自分にぴったりなリズム♪」という記事を書きました。


聴覚優位のための特別レッスン」を試みようと思ったときに、
その生徒にぴったりなリズムの曲を題材にすることにしました


昨日書いた聴覚優位が「楽しく弾く♪」ために…も読んでみてくださいね


聴覚優位の特徴として、「楽譜を立体的に感じにくい」ということがあると思っています。

音符のカードを一枚ずつ読むことや、
楽譜を指さして一音ずつ読むことはできるけど、

連なっている音符をメロディーとして流れるように読むことや、
伴奏パートの音の重なりから、瞬時に指使いや音の響きをとらえることが苦手な気がします。


私は、視覚優位なので、
聴覚優位の人に、楽譜がどのように見えているのかは、
想像しにくいので、ちょっと違うかもしれないけど…


聴覚優位の人にとっても、
聞いている時点で、音楽は立体的なはず。

それを楽譜を通してしまうと、立体的でなくなってしまうので、
耳や体から“正しく”音楽を入れていけば、立体的なまま演奏できると思ったのです。


そして、耳や体から“正しく”入れる音楽も、
その人の体感にあったリズムのもののほうが、取り入れやすいはず!とも思いました。


聴覚優位の人にとって、
練習の始まりが苦しいと思うので、
そこを取っ払うには、取り入れやすいリズムの曲のほうが効果的でしょう!と。


いつもなら、選曲は「生徒が弾きたい曲」を優先するのだけど、
「生徒が弾きたい曲」は、必ずしもその人にぴったりのリズムとは限らないので、

「聴覚優位のための特別レッスン」では、
その生徒の持つリズムに合っている曲、
生徒が取り入れやすいリズムの曲を私が選びました。


大人1名、子ども1名にモニターさんになってもらっているのだけど、
たまたま2人が違うリズムの持ち主なので、
曲も全く違うタイプになりました。


大人の方は、ちょっとゆったりな3拍子の曲。

「ちょっとゆったり」がポイント

軽い回転を感じられるようなリズム感。
1拍めが重すぎないほうがいい。

と思って、選びました。


子どものほうは、軽快なせわしないリズム感の4拍子の曲。

「せわしない」がポイント

呼吸が浅めの曲。
細かい動き(リズムもメロディーの上下行も)を持つ曲。

で選びました。



これが、どっちもビンゴ


これは、うれしかったぁ



なので、メロディーを覚えるときに、今のところ苦労は見られません。

すんなり歌えて、すんなり弾けて、
今までこんなにうまくいったことなかったかもと感じるほど。



この「生徒にぴったりなリズム」は、
その生徒との何年ものレッスンの中で、

「こういう曲は弾きやすそうだ」という経験と、
生徒の性格や呼吸の様子から、推測しました



にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室・ピアノ講師へにほんブログ村  にほんブログ村 猫ブログ アメショーへにほんブログ村

ピアノ教室 生徒募集中  ご案内は、コチラ

“先生がいちばん楽しむ”発表会サポートセッション  ご案内は、コチラ

ピアノの先生♪サポートレッスンを行っています  ご案内は、コチラ

心の中にある大切なことを音楽にします  “枝折りmusic”のご案内は、コチラ

ピアノが弾けない人のための“ピアノの響き体験会” ご案内はコチラ