早い。

先月末に起こった息子のケガも少しずつ小さくなってきた。

それでもまだ痛々しくはあるんだけど。

もう、休んでいた野球にも行きだした。
グローブが傷の所に当たるのが最初、不安だったみたい。
だけど...........
やりだしたら、忘れてる(笑)

傷の治りの早さに驚く。子供ってすごい！！



ケガの件があってから、たくさんの方が動いてくれた。

校長先生をはじめ、
PTAのみなさん、教育委員会のかた、学級委員のお母様方。

学校も開放され、親の参観が自由に出来るようになった。

すぐに顔を出す事も出来たんだけど、やめて最終日に顔を出した。

早くに私が顔を出したら、息子に謝った子が委縮しそうな気がしたから。

その子は、息子のケガの事以来、すごく大人しくなったと聞いた。

血だらけの友達を見た本人が一番ショックだったかもしれない。

怖かったと思う。

本当はそうなる前に、どうなるかを想像してやめて欲しかったな。

私が教室を廊下から覗いてたら、教室のドアを開けてくれたのはその子だった。


顔を出すと息子が笑顔になった。

前もって、やんちゃな子の名前を聞いていたので、どの子かみる。

１人の子は言葉遣いが悪い。

他の子に向かって....「うるさいんじゃ！死ね！」

授業中にしゃべっている子を注意してくれたんだけど......「死ね！」はいらない。

でも、この子は言葉づかいは悪いけど、間違っちゃいない。

それに、字がすごく綺麗だった。

思わず、みんなの前で褒めっちゃった。照れた顔がすごく可愛い。

もう１人、この子はお調子乗りなだけ。

悪くないよ。

そして、一番名前が出る子。

気になって、その子の横に行った。

ノートを一切写さない。「楽しくない」って。

息子に家に連れて来るように言ってたんだけど、来てくれなかった。

「ねえ。ノートに書かないの？」

「全部覚えて書けるから、いいの。」

「漢字、難しいね。全部覚えたなんてすごいやん！」

「あんな漢字より俺の名前の漢字の方が難しいし！！」

「どんな字？難しいんだ？」

「書いたるわ。」

すごく丁寧に自分の名前の難しい漢字を書いて見せてくれた。

「ありがとう。かっこいい名前だしかっこいい漢字だね。」

照れくさくて消そうとした。「せっかく綺麗に書けたからおいといてよ。」



ね？誰も、どっこにも悪い子なんていない。

きっと、もっと自分を見て！って。

まだ、甘えたい子たちの集まりなだけ。

夏休みにたくさん甘えて、少しお兄ちゃんになって新学期を迎えられるかな？