鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

同じ空気を吸いたくない

2008-01-31 | Weblog
会社の同僚のZ氏のことである。事の発端は今年はじめの親会社の賀詞交換会に一緒に行こう、ということになって、地下鉄のホームへ行き、電車に乗り込み、座席に隣合わせに座っても一言も言葉を発しない。駅に着いてもスタスタと前に歩いて行き、これでは一緒に行く意味がない。およそ話しをしよう、という態度が見えないのだ。何が気に入らないのか、同僚とは思えない。これまで何回も親会社に共に出向いているが、こんなことは初めてのこである。
 Z氏とは会社の同期入社で、これまで顔を合わせれば話をし、同期会ではお酒を飲んだりしてきた。3年前から誰の差し金か、いまの会社で机を並べて同じ仕事をするようになった。一緒に仕事をしてみて、Z氏がいかにいい加減で、きちんと仕事をしない人であるか、よくわかった。同期の間ではあまり評判のよくない理由も納得がいった。いつも会社に寝に来るのか、と思うほどいつもコックリ、コックリと舟を漕いでいる。そのくせ、妙に対面を気にして、やたら原理原則を振り回す。
先日も仕事を進める上での基準を作る作業を頼んだら、いつものやっつけ仕事で、おまけに以前からある基準との整合性をまるで取っていない。それを指摘すると、「そもそも基準に沿ったことをやってないじゃないか」と他人事のようなことをいう。もともと、その仕事は年度のはじめにZ氏自らやる、と言い出したことなのに、呆れてしまった。
昨年末に麻布十番のそば屋で、恒例の忘年会を開いた折り、誰かが具体的な人名を挙げて、春の定期人事異動での動静をZ氏に尋ねたところ、Z氏は「そういう話はしないことにしている」とキッパリ言い、周りを唖然とさせた。みんな、いつもはそんなことはないのに、なぜ、と不思議がった。一辺に酒が不味くなり、全体にシラケたムードが広がったのは言うまでもない。おかげで、年が明けて新年会をやろう、とはだれも言い出さなくなってしまった。
あとでわかったのだが、Z氏はどうやら、年末に親会社の人事担当者から呼び出され、「お役御免」を申し渡されたようなのである。もともとZ氏は自分のことしか考えない人なので、他人の人事なぞ興味がないし、お役御免とあらば尚更だ。
それでも引き続き任期切れの3月末まではZ氏と机を並べていかなければならない。こと人事に関しては鈍想愚感子の運命も同じようなものだが、いずれにしろZ氏とはあとわずかの辛抱である。よく、離婚寸前の奥さんが旦那に向かって、「あなたと同じ空気を吸いたくない」と宣言する、と聞くが、Z氏に対する気持ちはそれと同じである。
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