鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

年金生活者にゴールドカードは似合わないことを如実に実感させられた顛末

2018-12-11 | Weblog

 先日川崎駅近くのパスポートセンターへパスポートの申請に行った時のことである。申請書に必要な項目を記入して、自宅で撮影した写真などと窓口に提出すると、写真のメガネの部分に照明が映りこんでいて、担当者は「これでいいかどうか聞いてきます」と奥へ引っ込んだ。しばらくして戻ってきて、「やはりOKが出ませんでした」と言い、「隣の部屋でもう一度写真を撮り直して下さい。料金は1800円かかります」と言った。素人写真で済まそうとケチったのが災いしたようで、やむなく写真屋へ赴いた。

 窓口で1800円支払い、写真を撮ってもらうと、すぐにディスプレイに撮ったばかりの写真が映し出され、「これでいいか」と聞かれたが、写りがよくないので、もう一度取り直してもらった。写真が出来上がるまで、椅子に座って待っていると、中年の女性が寄ってきて、「ゴールドクレジットカードを作りませんか。作っていただければ今回は写真代をサービスします。現金で1800円お渡しします」と誘ってきた。クレジットカードは沢山所有していて、減らそうと思っているので、躊躇していると、件の女性は「ゴ-ルドカードだと空港のVIPルームが無料で利用できるうえ、旅行保険もついてます」といい、さらに「初年度の会費は無料で、2年目からは1万800円の会費がかかりますが、ご負担になるようならすぐに脱会していただいても構いません」という。

 そこまでこちらの思っていることをあけすけに言われてはもう断れない。で、承諾して入会の手続きに入ると、タブレット端末に当方の住所、電話番号など属性を撃ち込んでいき、年収の入力になって、ゴールドカードの会員らしい金額でないとはねられないかな、と若干懸念しながら、ここは正直に記入し、無事手続きを終えた。で、数日してクレジット会社から入会申し込みのお礼のメールが届き、「正式な入会についていま審査中で、結果については後日連絡する」と記してあった。ゴールドカード会員だと慎重だなと思いながらも単なる手続きだろう、理解していた。

 ところが、その3日後、クレジット会社からのメールで「残念ながら貴殿は入会資格に合格しませんで、入会は見送らせていただきます」と伝えてきた。やはり懸念したように年金プラスアルファ程度の年収ではゴールド会員の資格は獲得できなかった。年金生活者が会員ではゴールドカードに傷がつくとでも判断されたのだろう。予期してはいたとはいえ、実際に入会を拒絶されるとこちらの身のほどを思い知らされた感じであった。

 で、11日にパスポートセンターへパスポートの受け取りに行った際に受け取り票に貼る収入印紙1万6000円の購入窓口に行くと、その斜め後ろに先日の女性がカウンターの前に座っていた。それで、入会資格がなくて入会を拒絶された旨を伝えると、どうやら本社からその連絡は来てなかったようで、痛く恐縮していた。こちらとしては1800円の写真代をクレジット会社に払ってもらったことになり、ひょっとして件の女性に本社からなんらかの叱責が及ぶのではないかとも懸念されたが、どうやらそこまで頭の固い上司はいなかったようで事態は平穏に収まったようだった。

 ともあれ、年金生活者を取り巻く環境は日増しに厳しさを増しているようで、これからはいろいろ目配りしながら行動していくことが大事になっていることを実感させられた一件であった。

 

 

 

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