鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

改めて国民の怒りを呼んだ社会保険庁

2007-06-27 | Weblog
 社会保険庁の村瀬清司長官が夏季賞与の一部返還を全職員に呼びかけたことが改めて国民に怒りを呼んでいる。肝心なこともせすにボーナスを一部返上することで、陳謝の気持ちを表したわけであるが、こんな不祥事を起こしておいて、シャーシャーと高額なボーナスをもらおう、としていたのか、と驚きも出ている。安倍首相が言い出したことに柳沢厚生労働大臣、塩崎恭久官房長官も同調するが、野党のみならず与党からも姑息なやり方との批判が出ている。参院選を意識した付け焼刃的なパフォーマンスで、その政治センスを疑いたい。
 消えた5000万件の国民年金データ漏れへの対応がまだ解決しきれていないのに、夏季賞与の一部返還をする、というのは喧嘩をしていて相手が殴りかかろうとしているのに財布を出して、お金でけりをつけようとしているのに等しい行為である。相手(国民)の火(怒り)に油を注ぐようなもので、怒りはいや増すことだろう。
 大体、社会保険庁の村瀬長官は今回のデータ漏れについて、公式の場で正式に謝罪したり、釈明もしていないのではなかろうか。数週間前に東京駅の前で通勤途上のサラリーマンにビラを自ら配布している姿がテレビに映っていた程度で、なにかこそこそと問題の周りをうろつき回っている印象しかない。顔付きからして、およそきちんと仕事をしている、という毅然とした顔をしていない。会社でいえば、副社長としてそこそこの仕事はするが、社長の影に隠れて動き回るだけのサブ的な存在でしかない。堂々と正面切って仕事をしてきた雰囲気がない。
 この村瀬長官を任命したのは小泉前首相で、村瀬長官を非難すると小泉前首相の任命責任が問われることになり、民間人をトップに据えるだけの安易な民営化そのものの是非が問われ、ひいては今秋の郵政民営化まで疑問視されるようなことになると、小泉・安倍の施政の基盤が崩れることになる、として村瀬長官を表面に打さないようにしているのだ。
 村瀬長官は社会保険庁の1万7000人の職員全員に賞与の一部返上に応じるように呼びかけており、すでに同労組も賛意を表明しているが、そんなことをする前に行うべきことがあるだろう。それにしてもボーナスの返上をするなら一部でなく全額だろう。それでも国民の怒りがおさまるとは思えない。
 さらには過去の厚生大臣にも同調を呼びかけるべき、との声があるが、規定上できないとする柳沢大臣と「やり方はあるはずだ」とする塩崎官房長官の間で見解が分かれるというお粗末なことにもなっている。
 ことほど左様に政権の基盤はガタガタになってきている。自壊現象がもう始まっているのだろう。
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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2007-06-29 21:35:16
http://sports11.2ch.net/test/read.cgi/offmatrix/1182745297/

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