鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

せんべい怖い

2005-11-21 | Weblog
 一昨日の昼前にせんべいを饅頭代わりに抹茶を飲んだら、急にお腹が痛み出した。さすったり、暖めたりしたが、よくはならず、そのまま予約していたオペラ落語なるものを東京・世田谷に聞きに行った。日本広しといえど、オペラ落語を演ずるのはウーロン亭ちゃ太郎なる落語家ただ1人、オペラの歴史を頭に振り、前半で古典オペラ、ピグマリオンと「オルフェとエウリディーチェ」、後半には「天国と地獄」を落語調に演じきった。下手なオペレ歌手顔負けのテノール、ソプラノをまじえ、実にわかり易かった。ちゃ太郎なる人はあとで調べてびっくり。年令50歳で、これから売り出すにはやや年を取りすぎていることが判明した。もともと音楽が好きで東京芸大を受験したほどで、その後落語界に入ったようだ。来年から30年間の充電に入る、というから惜しい。
 面白く聞いているうちにお腹の痛さも忘れていたが、終わったらまだなんとなく重い。家に帰って、軽めの夕食を摂り。早めに就寝。
 翌日曜日もお腹の調子は今ひとつのまま、予約していた国立オペラ劇場へ行き、本場イタリアの「アンドレア・シェニエ」を観賞した。昨日の翌日でオペラ続きちとなったが、今回のオペラは比較的わかり易く、主役のテノール、ソプラノ歌手の声の通りもよく、満足した。考えてみると、アンドレア・シェニエとは主人公の名前で、そのまま題名としてなんら違和感がない。歌舞伎で例えば「源義経」なる演目があるようなものなのか。歴史物ならすんなり理解できるが、現代オペラで「佐藤一郎」ではピタリとこない。カタカナだとすっといくものなのだろうか。
 終わった途端、軽い頭痛が襲ってきて、これも昨日食べたせんべいのせいのようで、せんべいに対する恨みは骨髄まで達した。あまりよく知らないが、抹茶とせんべいは食い合わせがよくないことでもあるのだろうか。
 かみさんに聞いたら、たまたま買った梅あられにサービスとしてつけてくれた固焼きせんべいで、塗った醤油にまずい菌でもついていたのだろうか。いつもは健常なかみさんまで同じ症状を呈したのはそう思うしかない。夜に正露丸を服用したところ、ようやくに快方に向かった。
 ただ、年を取り、食べ物に対する消化力が落ちただけのことなのか、饅頭怖いならぬせんべい怖い、の落語みたいな週末であった。
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