鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

評判通りの「アナと雪の女王」に感動。近くの女の子がクライマックスシーンで本当に泣き出した

2014-07-20 | Weblog
 19日は東京・渋谷で遅ればせながら、評判の映画「アナと雪の女王」を観賞した。チケットを申し込んだ2日前ではガラガラだったのに行ってみたら、ほぼ超満員で相変わらずの人気ぶりに驚かされた。映画はアナと雪の女王、姉のエルザとの感動の物語で、何よりも音楽が素晴らしく、公開後半年も経っているのにヒットを続けている理由がわかった。世界の興業成績では歴代5位につけているとかで、米国ディズニーの底力を感じさせられた。アニメというよりミュージカルで、ストーリーもしっかりと作りこんであり、大人も十分に楽しめる内容だった。
 「アナと雪の女王」はアレンデール国の王女エルサとアナの姉妹は仲睦まじく育つが、ある日遊んでいるうちにエルサが意識不明の重態に陥り、ほうほうの態で回復するものの、外部との接触を断たれ、アナはずっと会えないままとなる。長じて国王夫妻は遠出した際に不慮の事故で亡くなり、エルサは女王となることを宿命づけられる。そして、エルサは戴冠式に臨むこととなり、開かずの間から外へ出てくる。エルサは手に触れたものが凍りつくという魔法を身につけているので、手袋をして戴冠式に臨む。
 そんなことも知らない妹のアナは会ったばかりの異国の王子、ハンスと意気投合し、結婚することを決め、女王のエルサに申し出る。が、エルサは一切、認めようともせずに外へ駆け出す。その際に手袋が抜けて、女王が手にするものはすべて凍りつくことになってしまい、国中を寒さの雪に覆わせ、エルサはそのまま山の中の氷の城に閉じこもってしまう。アナはエルサに氷を溶かしてもらおうと単身出かけ、途中で知り合った青年、クリストフの助けを得て、共に氷の城に乗り込んでいく。
 しかし、アナはエルサの返り打ちに遭った形で瀕死の状態になる。実はエルサ自身も氷ついた世界を元に戻すにはどうしたらいいのか、知らずに自ら築いた氷の世界に閉じこもっている。凍りついたアナを助けるには思う人に愛を打ち明けることだ、と教えられたクリストフはアナを抱きかかえて、アレンデールのいまや執政官となっているハンスのもとに送り届ける。しかし、ハンスはアナを愛しているのではなく、本当のねらいはアレンデールを乗っ取ることにあり、アナを助けることはしなかった。
 それに気づいたクリストフは急いでアレンデールの城へ戻ろう、とする。一方、ハンスはフィヨルドに降りてきたエルサを見つけ、アナが死んだことを伝えると、エルサは気絶し、ハンスがとどめと差そうとするのをアナが見つけ、身を差し出し、ハンスの剣を跳ね飛ばす。救われたエルサは凍ったアナを抱きしめると、アナはたちまちのうちに生き返る。エルサは魔法を打ち破るのは相手を心から思いやる「真実の愛」だと思い知る。同時に凍りついていたアレンデールの街に春が訪れ、平和を取り戻し、喜んでダンスに興じる人々の姿が映し出されたところで幕となる。
 ディズニー映画お決まりのハッピーエンドではあるが、見ている人を本当に良かったと思わせる内容で、感動した。すぐ近くで見ていた小さな女の子がアナが凍りついた場面で、泣き出してしまいそのあと生き返った場面で機嫌が直ったあたり、本当に画面に惹きつけられ、感情移入していたのだ、と感心させられた。アナがエルサの城へ行くシーンで、山の中にある小屋の看板が「オーケン山荘」と日本語で書いてあったのに驚いた。日本語飯政策で、画面の文字を日本語に書き換えるなんてことをしているのは初めてお目にかかった。それだけ手をかけているということで、日本でヒットすることを見越してのことなのだろう、とも思った。
 終映後に流れる音楽でMay Jが歌う主題の「レット・イット・ゴー(ありのままで)」が素晴らしいし、全編を通じて流される音楽もよかった。今回観たのは吹き替え版だったが、英語バージョンだとどう聞こえるのか、機会があったら見てみたい、と思った。
 あと、最初にディズニ-の短篇アニメが出てきて、最後にも同じようなアニメが映ったが、これが本編とどういう関係にあるのか、最後まで理解できなかった。
 
 
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