鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

証券会社のセールスマン撃退法は相手のペースに乗せられないこと

2010-05-21 | Weblog
 証券会社のセールスマンからの電話がピタリと止んだ。というのもこのところ、頻繁に携帯電話へ着信があって、うざかったので、当のセールスマン宛てに「よんどころない事情が生じたので、しばらくフェードアウトする」旨の手紙を書いたのだ。携帯電話への着信は会議中だったりすると、マナーモードでも時に響くような時もあり、ひやっとすることがあり、なんとかやめてもらうよう考えた結果が手紙作戦だった。
 株式取り引きは退任前に勤めていた会社では禁じられていたので、ずっと以前に購入した株は手つかずのまま放置されていた。が、2年前に退任し、自由の株式売買できるようになったので、証券会社の取引支店を訪れ、その旨挨拶した。もちろん、収入が激減したので、それほど余裕資金があるわけでなく、細々と株式取引を重ねてきた。株式取引といっても基本的には大型株を中長期に保有して、気がついた時に上がっていれば、売却して利益を出す程度の証券会社にとってはあまり美味しくない客のはずだった。
 ところが、挨拶したセールスマンは携帯電話にこまめに連絡してくる人で、ついつい話を聞いているうちに相手のペースに引き込まれてしまい、ついつい売買に応じてしまうことがよく起きた。それでも増資の際には事前に連絡をもらい、ほどよく利益に預からせてもらうようなことが2、3回あった。一度でもそうしたことがあると、無碍に断れなくなってしまい、知らず知らずのうちに相手のペースに乗せられてしまう。
 証券会社のセールスマンとしては株式が上がろうが、下がろうが、要は取り引きを重ねてもらうことが手数料収入となるので、ねらいは短期に回転してもらうことにある。ところが、こちらはできるだけ中長期に保有して、いすれ上がれば売却とのスタンスなので、話が合うわけがない。相手は証券会社の社員なので、こちらが知らない情報があるのだろう、との思い込みがあるので、なんとなく話を聞いているうちにそんなものか、と思い込まされてしまう。
 株式を購入したら、50%なり、100%上昇したら売却するとの方針でもあれば、こちらのペースで話を決められるのだが、そうした方針もないとkろで、売却を打診されればついついその気になってしまう。特にひどいのが投資信託で、勧められて購入したものが30%時価ダウンしても少しも悪びれることなく、堂々と売却を勧めてくる。そんな話に乗ってしまうこちらが悪いといえば、そうだが後で腹を立ててももう遅い。
 驚くのは株式を売却して利益でも出ようものなら、その預かり金を見越して、増資、、もしくは新たな投資信託の目論見書を送ってきて、購入を誘うことだ。預かり金を現金化して、こちらの財布になど入れさせるものか、との執念が感じられる。
 そうした折りにプライベートなことで、ある程度まとまったおカネが必要になり、株式投資から身を引き、もう電話に出ないでおこう、と決めた。一度でも電話に出ると、こちらのペースにならないから、絶対に出ない、と決めた。ところが、1、2度マナーモードになっておらずに、即座に切ったからか、余計に着信が目立つようになった。そこで、手紙で当のセールスマンに事情を知らせることにしたのだ。電話に出て言えばいいのに、とも思ったが、そうすると当方の決意が鈍ることになると思って、手紙を認めた。
 そうしたら、ギリシャの財政危機で世界的な株式市場の大暴落となってしまい、株式市場はしばらく静観の状況となってしまった。冷静に投資戦略を見つめ直すいい機会でもあり、たまたまその時期が一致したようだ。
 
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