鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

親子で共演、微妙な味

2007-06-29 | Weblog
 28日は東京・文京シビックセンターで題名のない音楽会の公開番組収録が行われた。今回は亡き羽田健太郎氏の代わって、オーボエ奏者の宮本文昭氏が司会を務めた。スペイン国立放送交響楽団が登場し、前段はスペイン特集ということで、スペイン通の宮本氏が起用されたようだ。しかし、後段は恋するバイオリンと題して、気鋭のバイオリニストをゲストよして迎え、なんとその1人に宮本氏の娘、宮本笑里が登場した。2人並んでトークをする場面もあり、どうしてこういう局面が生み出されたのか、面白い一面であった。
 パンフレットによると、宮本笑里は現在、桐朋学園大学に在学中で、ドイツ学生音楽コンクールヂュッセルドルフで第1位を獲得した若手バイオリニストで、何よりもすこぶる美人。見たことはないが、その美貌を買われてか、親子でTVコマーシャルに出演している、という。川井郁子の相当上を行く美形である。
 しかし、そうはいっても大オーケストラをバックに、しかも父親の司会の前では言葉も少なめで、父親のトークに素っ気ない相づちを打つ程度の緊張ぶり。「愛の喜び」、「ヴォカリーズ」、「Le Premier amour」を一応、無難に弾きこなしはしたが、もう一人のフランス人バイオリニスト、ローラン・コルシアに比べれば見劣りした。ローランが演奏が終わる度に指揮者、コンサートマスターと握手を交わしているのに対し、わずかに頭を下げる程度でステージマナーもぎこちなかった。
 演奏自体も「自分のカラーをいかに出すか考えている」と言った割りには、そこまでいっていない。淡々とこなしはしたが、会場の雰囲気に呑まれ勝ちに見えた。家庭で父親とどんな会話を交わしているか、わからないが、やりにくかったことは事実だろう。
 まさか、父親が出演を頼んで実現したのではないだろうが、冷静に考えてみれば、世界的なオーボエ奏者の父親の司会で、娘がバイオリンを奏で、それがテレビに映ることなんて幸せな家族である。音楽の遺伝子が遺伝するものである、としても父娘共演なんてことは100万人に1人もできることではないだろう。7歳からバイオリンを習い、叱咤激励されながらここまできた美人バイオリニスト、宮本笑里が今後どこまで伸びていくのか、注目したい。
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