鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

”幸運のミニボールペン”のおかげでか、失くしたと思ったカギが出てきた。善意のバスの運転手さん、どうもありがとう

2019-10-19 | Weblog

 18日夕方のことである。朝から孫の小学校のイベント、「キッズフェスタ」に顔を出し、昼頃に武蔵小杉の川崎市民アカデミーの講座を受講し、帰りに中原図書館を覗き、バスで溝の口に帰り、終点で降りて、しばらく家路に着いて歩き出したところで、マンションのカギがないのに気がついた。さて、どこで失くしたのか、と頭をめぐらし、そういえばバスの座席が沈んでいて、後ろのポケットの財布がお尻の下にきていたのといつもズボンの右のにポケットにカギを入れているのだが、履いていたズボンのポケットの底がこんなに浅かったのか、と改めて思い知り、これではカギがポケットから落ちてしまうのではないか、と思い至った。それで、降りたばかりのバスを追ったが、すでに折り返しで武蔵小杉へ出発してしまった後だった。

 そこで、運行の東急バスの事務所を探したが、見当たらず、どうしようかと思っているところへ、違う路線のバスが着て乗客を降ろしていたので、運転手さんに忘れ物をどこへ問い合わせたらいいのか、を聞いたところ、営業所の電話番号を教えてくれた。家に戻って問い合わせたところ、「運転手が営業所に戻って忘れ物を持ってくるまで待たないとわからない」ということだった。言われてもればその通りで、その間に他の乗客に見つけられ、善意で届けてくれれば営業所に届くこともありえなくもない。いずれにしろ、その日は様子をみるしかなさそうだった。

 念のため、朝の二子玉川小学校と川崎市民アカデミーに「カギの落とし物はないか」を問い合わせたが、「いまのところ届いていない」ということだった。あと、二子玉川駅から自由が丘駅を経由して武蔵小杉駅まで東急線に乗車していたので、自由が丘駅にカギの忘れ物は届いていないか、問い合わせたが「いまのところない」とのことだった。自由が丘駅では「東急線は東京メトロと西武線に乗り入れしているのでそちらに問い合わせたら?」とのことだったが、とてもそこまで手が回らなかった。

 問題のカギは街の合鍵屋で複製のカギが作成できない美和ロックの特注カギで、マンションの管理人さんい聞いたら、発注してから届くまで3週間かかる、ということであった。予備のカギはないので、さしあたりはかみさんが持っているカギを二人で共有するしかない。費用も特注なので一本2000円強かかる、という。これも自ら蒔いた種で我慢せざるを得ないか、と半ば観念した。

 で、19日になって、東急バスの営業所に問い合わせたところ、カギの特徴を聞かれたので、「カギとミニボールペンがセットになっている。ボールペンの色はブルーです」と前日と同じように伝えた。係の人は「調べてみます」と言ってしばらく席を離れ、戻ってきて、なんと「それらしきものがあるようです」というではないか。早速急いで東急バスの高津営業所に赴いたところ、果たして失くしたカギが見つかった。聞けば、運転手さんが見つけてくれたとのことだった。座席の隙間か、わかりにくいところにでも落ちていたのかもしれない。ともあれ、よかった!よかった!ここは親切な運転手さんに感謝!感謝!である。

 カギにミニボールペンがついていたのが発見のポイントとなったのかもしれない。単にカギだけで持っているとどこかへ紛れ込んでいってしまいかねないこともあって、以前からキーホルダーにミニボールペンをセットしている。わざわざ筆記用具を持ち歩くのもポケットに入らなかったりしてついつい忘れ勝ちとなる。その点、カギとセットにしておけばいつで持ち歩くことになり、いつでもどこででも文字をかける。なんかの折りにふと頭に浮かんだことを書くのにミニボールペンがあれば忘れずに書き留めることができる。今回こうした日頃の習慣が役に立って、思わぬカギの発見につながった、ともいえる。”幸運のミニボールペン”とでもいえるのかもしれない。

 

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