鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

「酒井法子は二流のタレントだった」と喝破した酒井政利氏

2009-08-13 | Weblog
 テレントの酒井法子が逮捕されてほぼ一週間経ったが、民放テレビ各局のワイドショーでは相変わらずトップニュース的に酒井法子の自白内容などについて報じている。清純派のナンバーワン女優からスキャンダルの女王になり上がり、そんなギャップがワイドショーには格好の話題を提供している。先日、テレビ朝日のスーパーモーニングにコメンテーターとして登場した芸能プロデューサーだった酒井政利氏が酒井法子の起こした騒動について「一線級のタレントはこういうことはしない」と言い切った。言われてみればその通りだが、芸能界に長く籍を置いていた人の思い切った発言だけにすごく新鮮に聞こえた。
 酒井政利氏は芸能界の裏表をよく知る人物だけにここまではっきりと言われるとなるほどと思う。酒井政利氏は「一線級のタレントなら、所属事務所なり、マネージャーが厳しく管理していて、こんなことはさせないし、本人がしようと思っても周りで止める人がいるはずだ。酒井法子の場合、結局周りに的確に指導・矯正するような人がいなかった。それだけ事務所の管理が甘かったということだ」と語った。
 そして、酒井法子の清純派というイメージは作られたイメージで、それに合わせよう、合わせようとして本人に無理なり、プレッシャーとなってのしかかっていった。そのプレッシャーに耐えられなくなっていったのだ、と語った。
 酒井法子に対する事務所の管理が甘くなったきっかけは自称プロサーファーの高相祐一氏との結婚にある、と酒井政利氏はみている。結婚したことによって私生活にまで立ち入れなくなって、管理できなくなっていった、という。
 所属事務所のサンミュージックプロダクションは酒井法子が逮捕された当日に相澤秀禎会長がスポーツ新聞記者のインタビューに答えて「芸能界復帰は絶対にない」と言明したのが新聞に掲載されたせいか、翌日に息子の相澤正久社長はそれを意識してか、「なぜこうなる前に一言、相談してくれなかったのか」と涙顔で会見していたが、このことを見てもタレントに対する管理が甘いことを十分にうかがわせていた。
 最後に酒井政利氏は酒井法子のことを聞かれて、「もろいに尽きる」と語った。一流のタレントは公私ともに覚悟を持っているし、どんなことがあっても仕事で返していく姿勢があるが、酒井法子にはそれがなかった、とも言い切った。
 現在、取り調べ中の酒井法子容疑者は昨年の夏から夫に勧められて覚せい剤を数回使用した、と供述している。供述のなかで「炙り」という覚せい剤常用者でなければ出てこない言葉が使われていたのが驚きであったが、別に取り調べられている夫の高相容疑者は数回どころではない、と食い違う内容の供述をしている、と言われ、真相の究明にはなお時間を要する状況となっている。
 酒井法子容疑者の自宅からは0.008グラムと通常の1回の覚せい剤使用の4分の1程度の覚せい剤しか見つからなかったことと、尿検査では覚せい剤が検出されなかったことから不起訴処分になる、との見通しも出ているが、世間をこれだけ騒がした案件だけに検察は必死になって立件するだろうから、起訴して有罪になるのは十中八、九間違いないところだろう。
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