鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

球場には熱気が残っていた

2007-09-25 | Weblog
 24日はかみさんと東京・後楽園の東京ドームへ中日対巨人の野球観戦に出かけた。この3年間、プロ野球を観戦したことがなく、今シーズンの中日のスケジュールを見たら、もう24日しかチャンスがなかったので、見られるかどうか確信もなく、出かけてみた。後楽園について、レフト側の切符売り場はもう閉まっていて、ホームベース寄りのところへ回ると、マイクを持った係員が「もう指定席券は売り切れです」と叫んでいて、その前に立見席券1枚1000也で窓口発売している。立見席券があるとは初めて知ったが、2時間~3時間も立ち見で見るのはきついな、と躊躇していたら、中年の男性が寄ってきて、2枚あるうちの1枚の立ち見席券をあげる、という。遠慮なくもらい、1枚券を購入して、見ることにした。
 近くの成城石井で食べ物と飲み物を買い、4時半ころに25番ゲートから場内に入ると、すでに外野の立ち見席は満員、やむなく内野に回ると、ほとんどがシーツを敷いて占拠されている。かろうじて柱の横のネット裏のところに1人分のスペースが確保できた。隣は小学生と中学生の2人組が5人分くらいスペースをとってどこうともしない。係員が「半分に」と注意しても知らん振りで、マナーがなっていない。
 それでも試合前の練習と両チームのシートノック、そして試合開始直前の観客動員のダンスやフライキャッチショーなどを見ながら、簡便な食事をした。いつも試合が始まってからしか来たことがなかったので、試合前にこんな盛り沢山のパフォーマンスがあるとは思いもしなかった。
 午後6時に試合開始、その直後に中日の井端がライト前にクリーンヒットで、続く荒木もレフト前ヒットで続き、5番森野の一二塁間ヒットであっさり2点を先取した。手を叩いて喜んでいると、回りは巨人ファンばかりで、冷たい目でみられた。その後は両チームお互いに点を取ったり、取られたりしたが、ペースは先行した中日ペース。5回には4番のウッズが思いもかけない盗塁を成功させ、流れは中日。
 5回を終わって、5対4ではあるが、巨人が投手3人も繰り出し、必死の態であるのに対し、中日は先発山井が勝利投手の権利の5回を無事に投げ切り、自然体。試合前の練習から3時間は立ちっ放しで、疲れた。頃はよし、今日は中日の勝ちと確信して引き上げることにした。このまま見ていると午後10時になってしまい、帰り時の混雑を考えると気が滅入ってしまうからだ。
 3年ぶりの野球観戦はバックネット裏から選手の顔こそ見られなかったが、戦況は十分に楽しめた。テレビ中継がないこともあって、場内は超満員で、異常な巨人ファンの応援ぶりにはうんざりしたが、プロ野球人気は十分にある、とも確信できた。
 家に帰って、NHKニュースを見ていたら、結局、中日が7対5で勝った。ほぼ予想通りに展開したわけだ。立ち見で疲れはしたが、贔屓の中日も応援できて、楽しい1日であった。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする