27日午後、NHKの高校野球中継を見ていたら、突如画面が切り替わって、安倍首相が登場し、記者会見場の演台の前に進み、90度の角度で直立不動の姿勢をとった。どうやら、平成19年度予算成立を受けての記者会見のようで、無言で立っているのは不気味だな、と思っていたら、カメラがパンして舞台左手に居並ぶカメラマンの一団を映し、写真撮影である、とわかった。
で、記者会見に入り、冒頭、安倍首相から「能登半島地震への被災者へのお見舞い」の言葉があった。そして、「桜の花の咲く前に19年度予算が成立して良かった」となんとロマンのかけらもない所信表明があり、記者団から質問を受けた。
記者から「参院選の獲得目標議席数と仮に目標に達しなかった場合、退陣するのか」との質問に、「参院選の前に統一地方選があり、これに全力を注ぐ」と質問には答えない、はぐらかす答えぶり。その後の「閣僚の不適切発言が相次いでいるが、内閣改造の考えはないのか」との問いに対しても「ありません」と木で鼻をくくった答えをするのみ。
最初から心ここにあらず、といった感じの無味乾燥な話しぶりで、質問に答える際にも視線は宙をさまよっている感じで、いかにも自信がなさそう。就任早々時はまだ、視線は定まっていたと思うのだが‥‥。立花隆が指摘しているので、思わず、時にアップで写る安倍首相の首筋あたりの映像を見ると、確かに皺がよっている。それが老人性皮膚の退化なのかどうか、よくわからないが、そう思ってみるとそう見えるから不思議だ。
それでも記者団の追求の手はゆるまない。日経の記者が「靖国神社参拝についての考えは」と聞くと、「なんども申し上げているように戦争で戦って命を無くされた方には尊崇の念は持っている」と答えた後、時間にして3,4秒、言葉が出てこない場面があった。一瞬、小渕首相の時と同じ脳硬化症か、と思ったが、その後元に戻った。それでも若干、舌がもつれるような感じは跡を引いた。自信のなさがいよいよ失語症となった感じでもある。
ここで、まずいと思ったのか、司会が「最後の質問を受けます」と記者会見を打ち切る手に出たため、安倍首相のボロは出なくて済んだが、妙な感覚は残った。身体的なものなのか、予想以上の記者団の鋭い質問に精神的なダメージを受けたのか、わからないが、今後に尾を引きそうな奇妙な会見であった。
で、記者会見に入り、冒頭、安倍首相から「能登半島地震への被災者へのお見舞い」の言葉があった。そして、「桜の花の咲く前に19年度予算が成立して良かった」となんとロマンのかけらもない所信表明があり、記者団から質問を受けた。
記者から「参院選の獲得目標議席数と仮に目標に達しなかった場合、退陣するのか」との質問に、「参院選の前に統一地方選があり、これに全力を注ぐ」と質問には答えない、はぐらかす答えぶり。その後の「閣僚の不適切発言が相次いでいるが、内閣改造の考えはないのか」との問いに対しても「ありません」と木で鼻をくくった答えをするのみ。
最初から心ここにあらず、といった感じの無味乾燥な話しぶりで、質問に答える際にも視線は宙をさまよっている感じで、いかにも自信がなさそう。就任早々時はまだ、視線は定まっていたと思うのだが‥‥。立花隆が指摘しているので、思わず、時にアップで写る安倍首相の首筋あたりの映像を見ると、確かに皺がよっている。それが老人性皮膚の退化なのかどうか、よくわからないが、そう思ってみるとそう見えるから不思議だ。
それでも記者団の追求の手はゆるまない。日経の記者が「靖国神社参拝についての考えは」と聞くと、「なんども申し上げているように戦争で戦って命を無くされた方には尊崇の念は持っている」と答えた後、時間にして3,4秒、言葉が出てこない場面があった。一瞬、小渕首相の時と同じ脳硬化症か、と思ったが、その後元に戻った。それでも若干、舌がもつれるような感じは跡を引いた。自信のなさがいよいよ失語症となった感じでもある。
ここで、まずいと思ったのか、司会が「最後の質問を受けます」と記者会見を打ち切る手に出たため、安倍首相のボロは出なくて済んだが、妙な感覚は残った。身体的なものなのか、予想以上の記者団の鋭い質問に精神的なダメージを受けたのか、わからないが、今後に尾を引きそうな奇妙な会見であった。