膵臓がんとお母さん。ちょこっと私たち。そしてその後。

2011年10月母の膵臓がんが判明。お母さん、がんばる。私たちもがんばる。笑顔で過ごす闘病日記。

失っていくけれど。

2013-10-20 19:31:32 | 日記

 

10月も後半に入り、寒くなりましたね。

先週実家を手放しました。

次に住んでくれる方と年も近く、とても良いご夫婦で良かった。

父や母が縁を結んでくれたのかなと思います。

 

でも、もう家はあるけど入れないというのがまだ日が経ってないので少々寂しい。

『実家』というのはやはり親がいるから実家でいないんだからもう、しょうがないじゃんって思うんですけどね。

 

そういえば、お母さんが亡くなってまず、形見のネックレスを落っことして、

その後、今度は携帯電話が故障して保存していたメールがすべて吹っ飛びました。

闘病中の不慣れで誤字だらけの噴出しちゃうメールや、

「お母さんがいなくなって大丈夫なほど私は強くないよ」というメールに対して

『強くなりたかったらまず強いふりをしなさい。ふりを続ければ必ずそうなれるから』という言葉がありました。

 

お父さんが亡くなった後はPCが壊れてやはりお父さんとのやり取りが吹っ飛びました。

最後のメール、最後の文章はお墓参りにみんなで行けて楽しかった。「本当にありがとう」でした。

 

 

これを『不幸』とか『罰があたった』と思うパターンもありますが

私には

『もう過去の思い出は振り返らず前を向いて進みなさい』

 

というメッセージに思えました。

 

物があれば執着するし、文章があれば読んでしまうけど

無いから、思いとして、心の中にとっておこうと思います。


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