回心の体験について

5月24日はジョン・ウェスレーが福音的な回心を体験した日とされている。「福音的」「回心」、どちらも長い間、私とってはその意味するところがよく分からない事柄であった。とくに「回心」の方。ジョン・ウェスレーはその体験を「不思議に私の心が温まるのを感じた」と言う。

さて世の中には、キリスト教という宗教には何となく魅力がありそうだという好意的関心を持ちながら、それではキリスト教徒として生きようかという段になると、頑なになる人々が大勢いる。その理由はさまざま――特に理由はない、という理由も含めて――であるようなので、いちいちその理由に対して論駁し、キリスト教徒になるよう説得する力は私にはない。ただ、そのさまざまな理由の中に、「キリスト教徒になる」ことに関して、何か思い違いのようなものが含まれているとしたら、私はRev.豆大福としてその誤解を解く義務があると思う。その中でも、もっとももったいない、誤解されて残念だと感じる事柄について、今後述べていきたい。