みゆきな日々

チワワのチェリー女の子&私・年金暮らしのジッちゃんに絶賛親孝行活躍中

合鍵を持つ男(1)

2009年03月15日 | インポート

上京して、取り合えず生活の為に働かなくてはならない

キャバクラの門を叩いた1人の19歳になったばかりの可愛い子がいた。

1人暮らしの彼女は1日も休む事なく必死に働いた。

働き始めて3カ月、多少のお客様も指名が入るようになり生活も安定してきた頃、彼女に気になる存在のバーテンダーがいた。

 彼は長身で、ジャニーズ系のいでたち

なにげに店内の女の子達に一目を置かれてる存在だった

彼の名前は奥谷 進、年齢は自称27歳だった。

田舎から出てきたばかりの彼女に優しく指導したのは彼だった

   別に彼女だけが特別では無い。

新人指導の仕事も彼、奥谷の仕事でもある

    彼女の源氏名はチェリー

 お店には他に30人程のキャバ嬢がいた

どの子も話術、容姿、仕草が素晴らしかった。

他にもキャバクラはあったが、ダントツ1番人気のお店

 店内は、いつも沢山のお客様で一杯だった。

しかし指名争いは他店より非情で厳しいものがある

やっと指名してきてくれるお客様も即行で鞍替えされる厳しい夜の世界、考えていたそれとは全く違っていたが、チェリーは必死に、なりきりキャバ嬢を演じてた。

   ただ目立つ存在にはなれなかった

と言うより、他の子達は洗礼された艶やかさと男性を楽しませるテクを身に付けている

生まれ故郷で多少のスナック勤めの経験はあるが、都会での洗礼されたキャバ嬢特にナンバーに入る人は住む世界が違って見えた。

煌びやかで隙が無く、笑顔を絶やさず絶妙なタイミングで話題を変え売り上げを伸ばす

チェリーには、到底、雲の上のような存在だった。

   お客様に叱られて泣く事もあった・・・。

そんな時は奥谷が優しく声を掛け慰めながら、どこがいけなかったかを指導してくれる、

チェリーは奥谷が居るからキャバ嬢を続けていられる

そんな気持ちで今日も溜息まじりに仕事に出掛けて行った。

出掛けて行くチェリーを物陰からジッと様子を伺っている1人の男が居た・・・。

彼女が出勤したのを確認したその男はチェリーの部屋に合鍵で開け入って行く

           なんと・・・・・合鍵を持ってるなんて

    数時間は戻らないチェリーの部屋

そんな事とは知らずに今日も夜の仕事に飲まれていくチェリー

そんな日々が続いた、ある日チェリーは何となく自分の部屋の様子が違う事に気付いた

           (・_・o)ン?

いつも食べた後、片付けもせず、そのまま出勤しているのに片付いている部屋

脱ぎ散らかした服は、しっかりと洗濯機の中に入ってるし酔って帰宅して知らぬ内に自分でやってたのかな?

       最初は、そう思っていた

1DKの小さな部屋だベットと小さなカラーボックスに小さなタンスに小さなテーブル必要最低限の物しかない部屋だが、いつも綺麗になっている

それは自分で無意識に片付けていたとしてもゴミがない・・・・

    ゴミ箱の中にゴミの1つもないのだ

           ( ̄◇ ̄;)エッ

    ようやく部屋の異変に気付いた

                  

         *:・'゜☆。.:*:・続く'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜:*                

               

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     部屋の合鍵までもつ男とは          

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      いったい何の為に・・・・           

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