mamataro's eyes

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『共喰い』読みました。

2012年01月30日 11時22分42秒 | φ(.. )じゆうちょう(未分類)
先日不機嫌会見で話題になった第146回(平成23年度下半期)芥川賞作家・田中慎弥さんの『共喰い』を読んだ。



読み始めてほどなく、併せてカバー表紙改めて田中さんの受賞歴を知り、
「もらって当然」発言を思い出し。小説って…こういうふうに書くのだよなぁと実感。
リアルな描写、登場人物像が明確で映像化できるかもと思いながら読み、
暴力反対なので…その部分はあまり共感できず、ざーっと読んでしまいました。
同時収録の第144回芥川賞候補作『第三紀層の魚』はこれから読みます。

【amazonの内容紹介】
昭和63年。17歳の遠馬は、怪しげな仕事をしている父とその愛人・琴子さんの三人で川辺の町に暮らしていた。別れた母も近くに住んでおり、川で釣ったウナギを母にさばいてもらう距離にいる。日常的に父の乱暴な性交場面を目の当たりにして、嫌悪感を募らせながらも、自分にも父の血が流れていることを感じている。同じ学校の会田千種と覚えたばかりの性交にのめりこんでいくが、父と同じ暴力的なセックスを試そうとしてケンカをしてしまう。一方、台風が近づき、町が水にのまれる中、父との子を身ごもったまま逃げるように愛人は家を出てしまった。怒った父は、遠馬と仲直りをしようと森の中で遠馬を待つ千種のもとに忍び寄っていく....。川辺の町で起こる、逃げ場のない血と性の臭いがたちこめる濃密な物語。



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