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中村勘三郎さんが死去

2012年12月05日 08時31分12秒 | 【歌舞伎鑑賞と関連事項】
・読売新聞「歌舞伎俳優の中村勘三郎さん死去…57歳」
・NHK「歌舞伎の中村勘三郎さんが死去」

歌舞伎俳優の中村勘三郎さんが、午前2時33分、東京都文京区の日本医科大学付属病院で亡くなった(享年57歳)。
6月に食道がんを公表、摘出手術を行い療養中、死因となった急性呼吸窮迫症候群を発症して人工肺をつけていた。

息子の勘九郎さんと七之助さんは、安らかな最期を看取った後、勘九郎襲名公演中の京都・南座に向かった。
ご遺体はすでに文京区小日向のご自宅に戻り、朝から親族や関係者らが続々と弔問に訪れている。
午前7時頃には勘三郎さんを大恩人と仰ぐ中村獅童さんも、無言のまま沈痛の面持ちでお宅に入っていったという。市川海老蔵さんもこの表情(なんかプーチン大統領に似てる)。



勘三郎さんの舞台を観たのは、去年11月の平成中村座が最後になりました。
突発性両側性感音難聴を患った後の復帰で、出番は少なく精彩を欠いていましたが…
↓その時の「おでかけ日記」です。
「平成中村座十一月大歌舞伎」行ってきました! 111106



わずか1年前の昨年11月、浅草で写真に収めた勘三郎さんの姿と平成中村座。
「おでかけ日記」より。
平成中村座御一行、東京時代まつりに登場!! 111103
平成中村座の舞台裏 111120
六代目中村勘九郎襲名披露お練り 雷門~仲見世~浅草寺 111127

奇しくも「歌舞伎」を初めて観たのも平成中村座(2000年秋・演目『法界坊』)で、
当時まだ勘九郎を名乗っていた勘三郎さんのおかげで歌舞伎との距離が大幅に縮まり、歌舞伎座や新橋演舞場にも足を運ぶようになりました。
このような国内での新たなファンの獲得、海外での歌舞伎文化の浸透にも貢献した勘三郎さんの功績ははかり知れない。
歌舞伎界では近年、重鎮の役者さん方が次々と亡くなり、ここへ来てまさかの勘三郎さんの死。
こんなに早く亡くなるとは思いも寄らなかった。なぜかこういう人ほど早く逝ってしまう。
いつもみんなに囲まれて元気なイメージが強いので、今はとても信じがたい。
新しい歌舞伎座での舞台、お孫さん(七緒八くん)と勘九郎さん、そして勘三郎さん、
三代での桃太郎を永遠に観ることができなくなったのが、ただただ残念です。

【追記】19:06
お通夜は12月10日(月)、葬儀は翌11日(金)。どちらも近親者のみで行われます。
ファンのお別れ会は現在検討中とのことでした。
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