暖かくていいお天気。このところ５月とは思えないほど寒かったので気持がいい。だいぶ髪が重くなってきたので、リフレッシュも兼ねて行きつけの美容室へ行きました
今日から三社祭とあって、いつも混んでるお店はガラ空き。1週間ぐらい前は、お祭りに備えて髪を切るおばさま達で毎日混んでいたのだそう。いい時に来ました
…そして三社が終わると、今度は鉢巻や喧嘩しばりが似合うように髪を“おだんご”にしてた女の子達が、こぞって髪を切りに来るのだそう。三社が終わるまで髪を切るの我慢してるんですね～。
担当スタイリストはＵさん。23歳の女の子です。彼女はとってもセンスが良いので、どんなヘアスタイルにするかは、いつも彼女におまかせしてます。楽～
。予約して店に着くまでの間にＵさんの頭の中には、今回はどんなヘアスタイルにしようか、と構想が練られているのです。「こういう感じどうですかね～
絶対似合うと思うなぁ～
」とヘアスタイルブックを開きながらいう、彼女の確信的な言葉はさりげない自信の表れ。それに毎回コロっと乗せられちゃいます。毎回期待を裏切らない仕上がりになので、すっかり信用しきってます。おかげで今まで似合わないと決め付けていたセンターパーツのボブが実はよく似合うことを発見
若い子の意見には従ってみるべきですね。おしゃれの幅が広がります彼女によると、わたしの髪の毛はコシが強くてびっくりするくらい髪質が良いのだそう。たしかにジムのお風呂にあるリンスインシャンプーで洗っても次の日は髪ツヤツヤ
…それに量が非常に多いのです。カットは普通の人の倍の時間がかかるといわれます（今日も切り落とした髪の量の多さに店中盛り上がりました
「家に帰ったら体重減ってますよ、これは。」だって
）。髪の毛でお困りの人に“献髪”できたらいいなぁ～
。ヘアカットしてもらう間は、本当にいろんな話をします。今クールのドラマは何を見てる
とかタレントで誰が好きか（玉木宏さん
・世界のナベアツ
さん共通
）といった芸能関係の話から、有効なダイエット法、ジムでどんなエクササイズ
をしてるか、とか。時事ネタとか、スピリチュアルな話もよく出ます。まさに情報交換。最近あんまりＴＶ
とか雑誌
を見ないせいか、Ｕさんに教えてもらって初めて知ったのですが、生クリームがた～っぷり詰まった『堂島ロール』ってすごい人気なんですね銀座の三越のスイーツコーナーで売ってるらしいけど、順番待ちしないと買えないんだそう…
。ネットでお取り寄せができるみたいだから、近々食べてみよ、っと。楽ちみ～
これからの季節、後ろは首が隠れるくらい長めにカットして灼けるの防止。いつものセンターパーツボブに飽きてきたので、レイヤーを入れて軽く動きをつけてもらいました。三社が終われば、夏
はもうすぐそこ。というわけで、カットした後、久しぶりにカラーリングもしました。ちょっと明るめのブラウンにパールが混ざった夏っぽい色、というＵさんのコーディネート。そして、オレンジのメッシュをところどころに…髪を掻き上げたときにいい感じらしい。カラーリングは時間がかかるけど、Ｕさんとしゃべっていると椅子に座りっぱなしでも全然疲れない。彼女、実は癒しキャラなんだな、と気づきました。小分けにした髪に刷毛で丹念に液剤を塗りこんでいきます。地肌に刷毛が触れるたび、ひんやりして気持がいい
連休に奈良に入った話になると、なんと彼女も奈良にハマっているという。理由は、いま上野の森におわす薬師寺の日光・月光菩薩さま。２回見に行き、そのうち１回は半日居座って眺めていたという。やるな～
女性を思わせるような背中があまりにも美しかったのだそう
。「仏像っていいですよね。癒されます～」と目を輝かせてました。実はちょっと気になってたけど、彼女の話を聞いて何としても見に行きたくなってしまった。もう会期はそう長くないから、早めに行こう、と固く決意しましたっ
急げ、上野の森へ
それにしても、23歳の頃のわたしは「仏像っていいですよね。癒されます～」なんて絶対いえなかったなぁ～。時華やかなりしバブル…ギラギラしてました。逆に彼女はバブル期の体験談を初めて聞いたと興奮気味でした。「いいなぁ、そういう時代を体験してみたかったぁ
」としきり。たしかにあの頃は楽しかったです～
明日のことなんてどうでもよかったし、自分が年を取るなんて想像だにしなかったもの。あっという間に丸々４時間が経過。鏡の前のわたしは来る前とは別人になってました。髪が軽くなって、なんだか首の痛みも快方に向かうような…。ありがと
Ｕさん。閉店間際の美容室…同僚と談笑しながら床を掃いている彼女がまぶしく見えました
