たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

木曽駒ヶ岳(2956m) (2)

2012年09月19日 | 登山
千畳敷(8:45)浄土乗越(10:00~10:15)中岳(10:35~10;55)駒ヶ岳山頂(11:30~12:45)宝剣山荘(13:45~14:30)宝剣岳(14:50~15:10)s山荘(15:30)
(写真を撮ったり休憩したり全く当てにならないコースタイム)





バス・ロープウエイと乗り継いで、いよいよ駒ヶ岳に登頂です

さすが百名山、登山者は多いがやはりシーズンオフの様な蟻の行列は免れました

緩く下って千畳敷カールに踏み込むと諦めていた花がまだまだイッパイ

有難い事に今年は雪解けが遅かったので花の開花もそれに伴い遅かったのだとか

今日は宝剣山荘泊です

十分、日帰り可能な山なのですが何れにしても何処かで一泊しないと辛い物が有ります

それならば山の上でと言う事で数日前 予約を入れておきました




さぁ、1年振りのアルプスです

高揚する気持ちは押さようが有りません

目を上げれば荒々しい宝剣岳の岩稜、足元に目を落とせば広大なカールに咲く花の群れ

眩いばかりの空の碧さ、そして空気の冷たさ

冷たさと言えば今朝 聞いたラジオの天気予報よると館林35度、前橋34度の猛暑日になると言っていました

上手く逃げ出したここは26度くらいでしょうか。そんな猛暑が嘘の様に快適です

・・・・・・

オオットット、山の中にオットセイ?

誰が名付けたのか、この岩「オットセイ岩」と言うのだそうです

何だか先端にボールの絵を描きたくなりましたが・・・やめておきましょう。何たって木曽駒のアイドル的存在なのですから




しかし歩けど歩けど近づかない稜線

おまけに登るにつれ斜度は増々きつくなります




もう駄目だ  と腰を下ろした目の前・・・

「しっかりせい」とイワヒバリに叱咤されてしまいました


「あ~ぁ、その翼が欲しいですゥ」と言えば

「ふん、歩きに来たんだろ 」 とそっぽを向かれるしまつ


泣き言を言いながらもようやく稜線、浄土乗越に着た~



・・・・・・

先ずは木曽駒ヶ岳の前に立ちはだかる中岳を越えます

ここも、やっぱりキツイ


踏ん張って踏ん張って到着しました

北方向にこれから目指す木曽駒のドッシリした全貌が

そして鞍部には頂上小屋(この時期、土・日のみ営業)がここに来て初めて顔を出しました


エ~、折角 登ったのに(一端ここで下りに入る)


振り返れば宝剣岳やそれに続く空木岳への稜線がもう、あんなに遠くに




そして最後の登り、いよいよ大詰めの時がきました

やはり、ここも一気に登る事が出来ず

付かず離れずにここまでやって来た山形から来たというご夫婦と小休止

戴いた五平餅の様なお煎餅の美味しかったこと




・・・・・・

到着です、木曽駒ヶ岳

ここには何故か二つの神社が祀られていました








生憎、雲が掛かり

登る途中で見えていた頭を隠した御嶽山も当然、雲の中にお隠れになってしまいました

雪を踏みしめ樹氷に感動しながら登った御嶽山を、しみじみ眺めたかったのですが仕方ないですね

でも空木側は何とか





オヤここではホシガラスのお出迎え

日光の男体山に登った時の事でした、私の手からを食べたほど人懐っこい鳥です


さぁ、私もお腹が空きました



・・・続く・・・



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木曽駒ヶ岳 (1) 駒ヶ根へ・ 9/12

2012年09月15日 | 登山
花には遅く紅葉には少し早い中だるみのこの時期、静かなアルプスを心行くまで堪能しようと木曽駒ヶ岳を計画した

今日は駒ヶ根高原までなので慌てる事はない

早目の昼食をとり11時半、一般道をひた走る

内山峠のコスモスは今が盛りで、色とりどりの花びらとコスモス祭りの旗がトラックが通り過ぎる度に大きく揺らめいていた


佐久から中山道に入ると周辺は、もう直ぐ収穫の時期を迎える稲田が黄金色に光っていた

刈り入れが済み藁を燃やす煙がアチコチから立ち上るそんな光景に目を奪われたのは何処の山を登った時だったろうか

もし又、偶然にそうした光景に出合えたらジックリを向けてみたいものだ


そして此処は蕎麦の産地でも有る

稲田の金、蕎麦の銀とまぁ何と羨ましい土地柄か


駒ヶ根まで約4時間、未だ陽は高い

そこで860年、本聖上人によって開基された善行寺に次ぐ南信一の名刹「光前寺」を回る事にした

この寺は祭りの日、人身御供にされる子女の身代わりとなった山犬「早太郎」の伝説とヒカリゴケが有る事でも有名らしい

仁王門を潜ると石垣の先に樹齢数百年と言われる杉が三門に続き早くも閑静と静寂に包み込まれた

とにかくその太さ、根張りは尋常ではない




                              これがヒカリゴケと言うらしいが陽光の元、只の苔にしか見えなかった






此方の杉には三本杉と言う案内板が掲げられている


石畳を本堂に向かうとオッ見えてきました「三重塔」

高さ約17メートル有ると言う美しい建造物です


そして、いよいよ本堂

何方かがが炊いた御線香の煙を拝借して万遍なく体中に・・・




                                     3体の一番左が彼の霊犬「早太郎」
本堂を左に進むと早太郎の墓が有ると言うので行ってみる事に

何だか背中がゾクゾクして来たぞ~

杉の木立に囲まれて何体もの地蔵さんが安置されている異様な光景が目に飛び込んできたのだ

これは人身御供にされた子女を弔うために置かれたものなのだろうか


さて早太郎のお墓は?

探したあげく三重塔を守る様にそれは有った

風貌は本堂に有った精悍な姿とは一寸かけ離れた何と言おうか、ノラちゃん的な感じ?

いや、台座が高すぎるのだろう

いくら霊犬だからと言って見上げる様な位置では精悍さが伝わってこない・・・よ




境内の一角に秋の気配を見つけた

黄も鮮やかに咲くオミナエシは今年、お初

喜んで匂いを嗅ぐととんでもない事になる~




光前寺を後に近くに有る重文「旧武村家」を回ってみる事にした

武村家は駒ヶ根市に有った物を昭和になって移築した名主の家で現存する農家では日本最古なのだそうだ

隣接して立つ洋風建物は市指定有形文化財の「旧駒ヶ根市役所庁舎」でこれも市から移築されたものなのだろう

すでに時間切れ、武村家は門のみの撮影に終わってしまった



菅の台へ行ってみると広い駐車場に車は疎ら

ウイークデイの良さで有る

しかし此処で落ち着いてしまうには少しばかり早すぎる

来る途中に有った鏡ヶ池の散策はどうだろう・・・と言う事で池を一周









大分、陽も傾いて来た

ワオーッ、美しい夕焼け空

明日の天気はこれで保障された


(駐車料金一回500円)



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今日はGoldに 

2012年09月07日 | 日記
今年の猛烈な暑さは何だったのでしょうか

絶対、熱帯夜を経験しない我家でも寝苦しい夜が数日間続き寝不足に悩まされたものです

人間のサイクルが狂う程ですから花だって狂いたくもなるでしょう






そうした中で真面な物も有りました

ホトトギスとシュウカイドウです






どれも茶室に趣きを添えてくれる秋花ですが視点をを変えて見れば

上は姫の称号を戴いたヒメホトトギス

となれば真ん中のホトトギスは差し詰め王子と言ったところでしょうか 

で、おすまし顔のシュウカイドウは皇后と言わざるを得ない・・・ですね




ワオー  今日の夕焼けはゴールドメダリスト

もしかして初めてかも・・・

ここのところ興奮の日が続きます






時間と共に徐々に紅くなる この過程も面白い

何か、私一人ポカンと見ているのが勿体ないですゥ




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雷神様の落し物

2012年09月04日 | 日記
降ったり止んだりはなくなったが此処2日ばかり午後になると雷雨がやってくる

午前中はまるで高崎を攻める様に積乱雲が四方八方からグイグイと押し寄せていた


午後4時、久し振りに庭の草取りをしていると榛名山方向から雷鳴が轟いた

見上げると北から黒雲が押し寄せ数分後には篠突く雨に

雷と言えば何時も思い出す事が有る

あれは小学校一年生の頃だったか

恐くて友人のお母さんにしがみつき大泣きして笑われたのだ

本当に恐かったのは仙丈岳の山頂に居た時、髪がやけにざわつくと思った数分後それはやってきた

走りながらカッパの上衣を付け、ともかく小屋を目指して一目散で駆けた

ドアを開けた途端、ピシッ 

私達を狙ったのか小屋を狙ったのか(その日、水洗トイレは使用できなかった)

3000mの雷の怖さを知ったのはそれが初めての事だった




雷も遠ざかりそろそろ夕食の支度に取り掛かろうとした時

赤城山上空の雲が仄かに紅い

もしやと思い振り返ると西の空が真っ赤ではないか

思わずを片手に外に飛び出した








何と美しい夕焼け

一番良い時を逃したがそれでも十分な美しさだ

徐々に華やかさは失われつつも、その変化は私を引き留めて離さない




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ガビチョウ

2012年09月02日 | 日記
おかしな天気が続いています

皆さんの所は如何でしょうか?

スコールの様な雨が一しきり降ったと思えば数分後には嘘の様に青空

その繰り返しの昨日、今日の空模様です


この黒い雲が押し寄せると夕方の様に暗くなり


去れば爽やかな初秋の空

心と秋の空とは良く言ったものですね

ところでこの草、知ってますか?

カヤツリソウ

茎の部分を互い違いに割くと蚊帳の様な形状になるんです

今の様に籠りゲームが無い時代の懐かしい遊びでした


声はすれどものガビチョウ、今年初めて撮影出来ました

ちょっとした晴れ間に池の水を飲みにやってきたのです

目の横に白い線が見えないと言う事は未だ幼鳥なのでしょうか

その直ぐ上で「ようこそ」とテッポウユリが微笑んでいました




現在22時半、あぁ、又です
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