たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

紀伊半島の旅(23) 川本喜八郎と竹田扇之助人形美術館

2016年05月27日 | 
気持ちの余裕が無く紀伊半島の旅が滞ってしまいました

中途半端なままと言うのも、やはり落ち着かないものです

私も幾らか気持ちに落ち着きが出て来ましたので又、宜しくお付き合いお願い致します


長い旅も終盤、私達は飯田までやってまいりました

地図を見ていて見つけたのが川本喜八郎・人形美術館

ここにはNHK人形劇でお馴染みの三国志平家物語等々の人形が数多く展示されています

  

   


  

撮影できるのは一枚目の公明のみで、その他の写真は絵葉書を使用させて頂きました

細部にまで神経を注いで造られた一体一体は優美さと迫って来る様な力強さが有り

まるで命が宿っている様なそんな錯覚さえ起こしてしまう程です

  



これ程の力強い作品を手がけられたとは思えないほど川本氏の面立ちは穏やかですね

子供の頃から、既に人形に興味を抱いていたとは・・・このお写真は今でも印象深く心に残っております

体験コーナーも有り私も操らせて頂きましたが微妙な動きはとてもとても・・・

それでも顔や腕を動かし、それとなく目が合った時には「やった!!」でした

昼になりましたので一軒の蕎麦屋さんの暖簾を潜ります

女将さんの話では5日後から3日間、7年に一度のお練り祭が開かれるらしい

写真を見せて頂きましたが中でも大名行列は所作、芸など一見の価値ありの祭りと言えるかもしれません

今回は残念な事をしましたが次は7年後・・・是非また訪れたいと思いました

  

人形美術館を後に左程、離れてはいない元善光寺に行きますと

ここにも人形館が有りました

竹田扇之助国際糸繰り人形館です

竹田三之助

明治30年横浜市馬車道に生まれる

小学校在学中、9代目結城孫三郎に弟子入り

昭和30年、竹田人形座の名跡を継ぐ

竹田喜之助


大正12年瀬戸内市に生まれる

東京大学第二工学部機械工学科卒業後、結城孫太郎一座に弟子入り

人形座の人形約2600体を製作

竹田扇之助

昭和5年、長野県喬木村に生まれる

同21年、9代目孫三郎の目に止まり、同40年、三之助亡きあと竹田の名跡を継ぎ人形座を主宰



  

此処も撮影禁止でしたのでパンフの写真を載せさせて頂きました

鶴の羽は現在、触る事も出来ないほど劣化しているとか

こうして見られるだけでも幸せな事です


舞台裏を案内して頂きましたが

狭い板の上を人形の動きに合わせ軽業師の様に前後左右と移動するのですから

糸を繰る技術も然る事ながら、その緊張感たるや半端ではないでしょう

因みの奥の籠は雪を降らす時に用いる籠だそうです

  



  



幸運な事に丁度 糸繰り人形師の先生が来館しており2曲ほど技を披露して下さいました

私もちょっと

ですが何本もの糸を操る技術は、にわか人形師に出来るはずも有りません

でも、やりましたよ 10歩ほど歩かせる事が出来ました




人形館の外には「舞台桜」という見事な枝垂桜が有ります

下の写真はイメージ写真ですが咲いた姿はどんなにか・・だったでしょう


舞台桜と並んで石塚古墳の上に立つのは「石塚桜」

まるで古墳を守るかの様に枝を長く垂らしている姿が何とも言えませんね


すぐ下には私も桜の名を冠しているのよと「桜すみれ」が三輪・・・可愛かったァ!!


そしてロケーションも抜群です

私はすっかり飯田の街の虜になってしまいました

続く


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10 コメント

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良かったです (越後美人)
2016-05-27 20:04:28
ちょっと落ち着かれた由、良かった!と安堵しています。
やりかけのことがあると落ち着かないですね。
気が向いた時にボチボチとアップして下さい。
人形の画像、楽しませて頂きました。

ご主人様、お大事に
お返事は不要です(^_-)-☆
良かった (どら)
2016-05-27 21:01:54
第一報を見たときは 身体が熱くなり その後凍り付くような気持ちがして 震えていました。
その後 たかさんご自身が少しずつ冷静さを取り戻していらっしゃる様子を見て 私も安堵していました。
たかさんもお体を大事にしないといけません。
とても気丈に振る舞っていらっしゃる様子に 凄いな 私なら とても とても・・・・と
一日も早く ご主人がお家にお帰りに成りますように
心よりお祈りしています。
お待ちしていましたよ^^ (はる)
2016-05-27 22:37:20
一大事の後の最初のお写真の投稿、それに続く投稿
ほんの少しずつのようでしたけれど、期待をもてそうでとても嬉しかったですよ^^
コメント欄も開けてくださってありがとうございました。

飯田は夫の出身地への通り道です。何もない所だというのを真に受けて
ゆっくり訪れたこともなく、良い所を何も知らずにいました。
素敵な人形のことを教えていただいて、夫にも教えてあげたいと思います。
おはようございます (kyoko)
2016-05-28 06:19:52
コメント読ませてもらいました
もし私も同じことを経験したら・・と思うと
たかさんのお気持ちがよくわかりました
回復に向かっているようでよかったです

素敵な人形たちですね
操れるなんていい経験をしてきましたね
ゆっくり振り返りながら更新してください

私は娘の引っ越しの手伝いでまた千葉へこれから出発です
行ってきますね!(^^)!
越後美人さんへ (たか)
2016-05-28 11:06:13
御心配、ありがとうございます。
面会できるのは相変わらず私と近くに住む姉だけで
時間も制限されたままですが
快方に向かっているのは確かですので
私もほんの少しですが気持ちに余裕が出来た気がしております。

私も粘土人形を作っていた時期が有りました。
最後の最後に目を入れる時の緊張感
納得できた時の満足感
勿論、比べものにならないほどの力の差ですが
人形に対する想いは一緒かな?と思いながら拝見した一時でした。






どらさんへ (たか)
2016-05-28 11:23:36
どらさんとは、つい先日お会いしたばかりでしたので
まさかと言うお気持ちだったと思います。
本当にご心配お掛け致しました。
何かしていないと落ち着かない毎日が続き
くだらない呟きを載せて気持ちを紛らわせておりましたが手術の日から今日で12日目
結構、冗談も言える様になりましたので
私も一安心しているところです。
温かいお言葉、嬉しかった ありがとう。
はるさんへ (たか)
2016-05-28 11:58:00
御心配お掛けしました。
毎回の足跡で「あぁ心配してくれてるんだ」そう思っておりました。
本当にありがとうございます。

御主人様の御実家に向かう時には何時も飯田を通られるのですか?
私も何時も素通りしてしまう所でしたが
教育県と言われるだけ有って文化面は充実していますし
何よりアルプスが望めるという立地条件がいいですよね。
また行ってみたいと思う飯田です。
kyokoさんへ (たか)
2016-05-28 12:12:11
人形もただ見るだけではなく
実際、操ってみますと人形に対する見方も変わって来るものですね。
川本喜八郎の人形の場合は下から
竹田扇之助の人形の場合は上からと操り方が違いますが
少しでも思う様な動きをしてくれた時には
まるで分身の様な愛おしさを感じてしまいます。
良い体験をさせていただきました。

お嬢さんは千葉にお住まいですか。
kyokoさんの所からは結構な長旅になりますね。
どうぞ、お気をつけて。
飲み込みの悪い 無骨な (takezii)
2016-05-28 23:19:23
爺さんです。
たか様に どんな声掛けをしていいのやら もたもたしていました。
一大事・・・、ご主人が手術をされたんですね。
経過良好とのこと、ほんとに良かった良かった。
たか様も 一時のパニックから抜け出され 落ち着きを取り戻されたご様子で 安堵しました。
気丈なたか様ですから 大丈夫です。
頑張りましょう。  
takeziiさんへ (たか)
2016-05-29 09:57:40
有難うございます。
何だか涙が出てしまいました。

未だ電話が鳴ればビクッとする毎日です。
今は持ち帰ったパジャマにアイロンを当てたり
主人が気にしている畑の手入れをしたりしながら気を紛らわせておりますが
昨日は自力でトイレにも行きましたので
本当に少しずつですが快方に向かっていますので
私も多少なり希望が持てる様になりました。

takeさんが苺を少し整理されたとブログで知りましたので
私もその内、苺の育て方をネットで探りながら来年の為に動き出そうと思っております。


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