たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

養蚕で栄えた茅葺民家

2019年03月15日 | 昆虫
つづき


昆虫観察館を出ますと45ヘクタール(東京ドーム39個分)の自然林に

囲まれた昆虫の森が広がります

自然の地形をそのまま生かしているので休日、子供達は

虫取り網を手に手に(持ち帰りは不可ですが)黄色い声を発しながら

昆虫を追いかける姿が森のアチコチに見られるのでしょう


ネコヤナギ


ミツマタ


ベニマンサク


ロウバイ


セツブンソウ


野鳥の声が響く中、春の花を愛でながら暖斜面を登れば前方に民家が

見えてきました、大室公園にも在ったおよそ50坪の赤城型民家ですね


「竹馬」や「ぽっかん」・・・懐かしいですねぇ





   



磨き抜かれた床が有り土間が有り台所(だいどこ)が有り

その一角には馬屋も有る典型的な農家の暮らしが見られます

吊るされた裸電球の灯りが温かですね




これは「削り花」と言いましてニワトコやヌルデの木を段に削り

桑の芽吹きを模して作られた様です

この削り花は床の間、神棚、便所、屋敷稲荷、井戸、田畑、道祖神等に供え

一家の平安と農作物の豊作を祈ったのだそうです

   

養蚕農家には必需品の機織り機と蚕室へ上がる急階段

   



これらが何に使われたものか

もしも私と同世代で有るならば説明するまでも無くお分かりの事でしょう


さて、これは何を意味したものでしょう

苦手な方もいらっしゃるでしょうから(実は私もですが)

サイズを小さくして載せますね

クリックすれば大きくなりますので興味のある方は是非

但し責任は負いません






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コメント (16)    この記事についてブログを書く
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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
かやぶきの家 (イケリン)
2019-03-15 18:32:45
「竹馬」や「ぽっかん」。昔はこういう遊びしかなかったですよねぇ。
竹馬も子供の頃には、1m近くの高さでも乗れていたのに、
数年前に、あるところで体験した時には、写真の高さのものにも乗れず、ショックを受けたことがあります。
バランス感覚が、とっくの昔に失われていたようです。(^ー^)
このかやぶきの家も懐かしいものが詰まっていますね。ただ「削り花」は見た記憶がありません。芸術品ですね。

蚕も蛇のレプリカもリアルですね。
蚕は良いとしても、いくら守り神だといっても、蛇だけはご遠慮願いたいですねぇ。
とても一緒には住めません。 (´༎ຶོρ༎ຶོ`)
こんばんは (ベル)
2019-03-15 20:10:55
茅葺屋根の家 いいですね
こちらでもほとんど見かけなくなって今は庄屋屋敷的な家が残ってるだけです
でっかい梁 いぶされて黒くなった柱や天井
落ち着く空間です
田舎のじいちゃんのとこに行くと茅葺じゃなかったですけど2階みたいな場所(広い天井裏)があるので何だろうと思っていたら蚕を飼う場所だったって言われて記憶があります


蛇はいましたね ほとんど青大将 何度も十姉妹やカナリア食べられてしまいました
あの頃の記憶がトラウマで今でも蛇は苦手です

懐かしい・・・ (たまボブ)
2019-03-15 20:31:19
田舎家の土間、囲炉裏に竃、小さい頃に母の実家で見た風景です。
養蚕に乳牛、煙草と忙しく祖母や叔母が夜遅くまで働いていたのを覚えています。
太い大黒柱に真っ黒な梁、時を経た茅葺屋根など今は無い貴重な思い出。
たかさんのこの記事で懐かしく想い出しました。
母の実家も (越後美人)
2019-03-15 20:55:17
家で蚕を飼って、繭から糸を紡いで織物をしていました。
祖母の機織り姿を良く覚えています。

こちらのお宅と雰囲気がよく似ていて、懐かしい思いがします。
蛇やネズミがリアルですね。
昔、祖母の部屋で白蛇が立ってゆらゆら揺れていたことがあって、
驚いて動けなくなったことがあります(^^;
家の守り神だからそっとしておく、とのことでしたが、以来
祖母の部屋には入れなくなりました💦
蛇はネズミを捕ると言っても、やはり同居は無理だなあ~
懐かしいです (okei)
2019-03-16 01:42:55
私も夫も子供の頃は家で養蚕をしていましたのでたまにこういう展示物を見ると懐かしく話が合います。
なので家も茅葺きではありませんが大きな養蚕住宅で育ちました。
二階はこの写真と似たような物があり繭を出荷する時には写真にあるような回転まぶしから繭をはずすのを手伝いました。
私たちが義父母と同居する前に古い家の屋根瓦を新しく変えたのですがその時に鬼瓦の中から蛇が出て来た話を聞いたことがあります。
家の守り神と言っていましたが、もしまた今住み着いていたらちょっとゾッとしますね。
お早うございます (延岡の山歩人K)
2019-03-16 07:45:38
 セツブンソウ
このお花も九州では(自生は)見かけません
他様のブログでも 時々拝見して
憧れのお花です
一度実物にお目にかかりたいと思います
 削り花
初めて拝見します
綺麗です
手間がかかって 技術も要しそうです。
不器用な人には無理でしょうね
おはようございます (Blue Wing Olive)
2019-03-16 08:36:20
個性的で魅力的な春の花たち、良いですね。
古民家もなかなかの雰囲気です。
「削り花」というのは初めて知りました。こちらには、木の枝に小さくした餅を連ねて付けた花餅という正月飾りがあり、ちょっと似ていると感じました。
花の無い季節に、明るさ華やかさを演出させる、工夫なのでしょうね。
ヘビは微妙にリアルなのがイイです!
イケリンさん、こんにちわ (たか)
2019-03-16 13:34:01
目に入るもの全てが懐かしいものばかりですね。
竹馬やぽっかんは今の運動神経を試す為にも私もやってみればよかったでしょうか。きっと冷や汗ものだったと思います。
お蚕のレプリカ、リアルでしょう、それ以上に蛇はゾクゾクする程リアルでした。
もう随分前の事ですが未だ新築したばかりの姉の家の二階(?)からドスンと青大将が庭に落ちてきた事が有りました。
農家出身の義兄から飲み込んだ卵を割る為に無理に落ちてきた事、野鼠を食べてくれる家の守り神で有る事を私はその時に初めて知った訳ですが
だからと言って幾ら守り神と言われても、あの姿ばかりはねぇ・・・天上の上に居ると言うだけで落ち着いて寝る事も出来ませんよね。
削り花は私も初めて知りました。一本の木の枝を削って、あたかも桑の実が芽吹いた様に見せるのですから、これはレキッとした芸術品ですね。
此れを見ただけでも来た甲斐が有りました。
ベルさん、こんにちわ (たか)
2019-03-16 13:53:28
民家も地方地方で特色が有り面白いものですね。今は保存されたものを見るくらいになってしまいましたが私の子供の頃はこうした家屋(群馬は茅が手に入りませんでしたから、どの家も藁葺)は当たり前でした。
あの頃は屋根ふき職人はおりませんでしたので白川郷の様に近所の者が力を合わせて葺き替え作業を行っておりました。
束ねた藁を屋根の上にいる者に投げ、それを受け取っていた風景は今でも良く覚えております。
そんな時、天井裏に潜んでいた蛇は・・・ビックリして慌てて逃げ出した事でしょう。
私はどうも足の無い物は苦手でして何時になっても慣れる事が有りません。
目の前に持って来られて「白状しろ」なんて言われたら「はい!包み隠さず白状します」・・・かな!
たまボブさん、こんにちわ (たか)
2019-03-16 14:08:32
私が子供の頃、住んでいた家も大きな藁葺屋根の家でした。
商売をしておりましたので養蚕の為の二階は無く平屋でしたが土間を挟んで母屋と番頭さん達の部屋が有った事は覚えております。
店の床敷きの所では五つ玉の算盤を足に結わえつけローラースケート宜しく遊び叱られた事
歯痛を起こすと母が土間でジャガイモを摺り土と混ざったそれを手拭いに包み頬に当ててくれた事等々も懐かしい思い出です。
どうやら、たまボブさんを始め皆さん五十歩百歩、ほぼ似通って年齢・・・と言っても宜しいのでしょうか!
となると話は尽きないものですよね。

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