たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

群馬の森にて「神話の世界」

2020年02月11日 | 芸術

群馬の森に在る群馬県立近代美術館では

18世紀から20世紀にかけての画家たちによる

「神話の世界」が開催されております

注目の「月桂冠を編む」と題したこの作品はフレデリック・レイトン作

神アポロンを表す月桂冠を無心に作る表情

後ろには古代神話を想起させる浮き彫りの彫刻

時を経ても神話への憧れは画家の永遠のテーマなのでしょうか

 

ジョン・ウイリアム・ウォーターハウスの花を摘む春の神「フローラ」

摘んでいるのは水仙でしょうか

力強いタッチで有りながら柔らかな衣装と花に伸ばした手に

優しさが感じられますね

エミール=アントワーヌ・ブールデルの「横たわるセレーヌ」

しなやかに曲がる弓に体を靠れさせた姿態が甘美です

↑↓

(↑)の写真はネットから拝借した物ですが

ブールデルの「弓を弾くヘラクレス」です

この彫刻は美術の教科書にも載っておりましたので目にした事が

お有りかと思いますが「横たわるセレーヌ」はその彼の作品です

  

彫刻はこの外にロダンの作品等も展示されておりました

ローレンス・アルマ=タデマの「お気に入りの詩人」

熱心に詩を読む女性と気怠そうに横たわる女性を時代背景と共に

細密な描写で描いています

古代の何気ない日常の一コマに過ぎない情景を

巧みに描き出してますよね

  

以上の他にシャガール、ルノワール、ピカソ、クールベ、ローランサン

藤田嗣治等々数多くの画家たちの作品が展示されておりました

● 絵の見方が解らないと言う言葉を良く耳にしますが絵と言うのは

音楽鑑賞と同じで観ていて心地よさが感じられれば

それで良いのではないでしょうかね

決して作者名に捉われる必要は無いと私は思います

  

最後にもう一度、群馬の森を

 

群馬の森には西洋絵画を彷彿とする風景が

彼方此方で見られます

この木はアカメヤナギで群馬の巨木登録樹に指定されております

樹齢350年 樹高18メートル

この木は赤松でしょうか

木肌が恐竜を思わせます

(本日はコメント欄をお休み致します)

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