続く
子檀嶺岳登山後、同村に建つ三重塔に立ち寄ります
三重塔は余りの美しさに旅人が何度も振り返ったと言う事から
「見返りの塔」という別名で親しまれているそうです
桂一本造りの十一面観音(171㎝)を安置する観音堂(重文)
今、扉は固く閉ざされ御姿を拝する事はできません
三重塔はこの堂の脇から石段を詰めた小高い場所に在ります
高さ18・56m 建立は鎌倉時代末期(1333年)
装飾は全く無い簡素な造りで有りながら美しさと重量感が感じられるのは
初重が特に大きく安定感が有るからなのでしょう
この造りは日本では奈良の興福寺とこの塔だけだそうです
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境内には夥しい数の羅漢さんが並んでおりました
羅漢さんはお釈迦様の教えである仏教を広めた人達ですよね
「阿々大笑い」思い切り笑え・腹の底から笑え・本気で笑え・笑って笑って笑い抜け
笑えば無心になる・笑えばすべて明るくなる・笑えば生きる力が湧いて来る
『石に刻まれていた言葉です』
「あーもうやだ、やだやだやだ~」
「何を言われようと我々は仏の子、怒っちゃいかんのよ」
「これぞ正に金杯、アリガタヤ~」
「コリャ!なにメソメソしちょる。人間たまには失敗も有るさ
見てみい、タカというオナゴは年中、失敗しちょるが平気の平左ぞ!
夢を持て、すれば未来も開かれる」
「なに、ヒソヒソと」
「この世界にも大きな声で言えない事も有るのさ」
「坊や良い子だねんねしな~」
「オイラ、モンキーでござるが・・・ばっちゃん、大丈夫かなぁ??」
“笑う門には福来たる~” ん? これ誰のセリフだったっけ
「♪ 今日の~仕事は辛かった~」
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同じ顔が無いと言われる羅漢さん
2~3日ゆっくり見たいです
旅人がなんども振り返ったという気持ち、がわかるような気がします。
羅漢さんのユーモラスなお顔の表情も素晴らしいですねぇ。
深刻な表情の羅漢さんも見えますが、何の屈託もなさそうな羅漢さんの笑顔がすばらしいです。
"笑えば無心になる・笑えばすべて明るくなる・笑えば生きる力が湧いて来る" その通りですね。
この笑顔があればどんな辛いことも吹っ飛ぶように思えます。
なんて愉快なんでしょう~
「おいらモンキーでござる」で噴き出しちゃいました(^^♪
ほんとにね、そんなこと言いながら笑って暮らすのがいいですね。
それにしても、愉快な羅漢さんたちですね。
庶民が暗くならずに、明るく暮らせるようにと言う、お寺さんの暖かい心を感じました。
なにか心に響いて魅かれるもの
そう
いにしえのロマンんが感じられますね
羅漢さんたち いろいろな表情で
時を超えて 語りかけてくる様でした
ラストの写真
思わず 微笑んでしまいますね
全部は載せられませんでしたが思わず吹き出してしまう様な表情の羅漢さんが未だまだ沢山ありました。
青木村の先人は中々ユーモアのセンスに長けた方が多かった様ですね。
見ているだけで笑いが込み上げて来ます。
「中空を舞う鶴の羽の様な優雅さ」とパンフに在りましたが正しくその通りですよね。
たくさん写したのですが背景の空の白さにゴーストが入ってしまい思う様な写真が撮れず結局この2枚だけになってしまいました。
此処の羅漢さんは今まで私が見て来た羅漢さんにはない見れば見るほど笑いが込み上げる表情ばかりでした。
心の底から笑う・・・これは何と言っても幸せに繋がりますよね。
笑う門には福が有る・・・良い言葉です。
笑いは精神衛生上とても良い効果が有りますよね。
生きると言う事は楽あれば苦ありですが「なるようにしかならない」と割り切れば、そこに光明を見出せる気がします。
人間は、その人の生き方が顔に表れると言います、怖いですよね、思わず鏡を見てしまいました。
でも、これからは“極楽たか”と言われ様と背伸びせず石に刻まれた言葉を思い出し「なる様にしかならない」精神で笑って過ごそうと思いますがどうでしょうか。
奈良・平安時代の最も古い官道である東山道が、ここに通じており
早くから、この地域に仏教思想がもたらされた事にある事が解りました。
この大法寺は京都から腕利きの職人さんを呼び寄せ建てられたのだそうです。
ここの羅漢さんは庶民的な雰囲気が有りますよね。表情がとても豊かです。何時頃の物かは解りませんがユーモアが大らかですよね。