海へ山へ♪

逃避行親子4人のおでかけ日記・・・

春に向けて・・・

2011-03-31 19:51:47 | 徒然なる日々
皆様、いかがお過ごしですか?

3月11日金曜日

あの日を境に、日本中が衝撃に包まれているような気がします。



次々と目に飛び込んでくる信じられない光景

新聞

写真

生の声

生死を目の当たりに人たちの表情



当たり前であることが
当たり前でなくなる光景




この日の前日、小2の次男M が初めて学校を休みました。

昨年インフルエンザでは出席停止になったことはあるのですが、

熱が出て、『欠席』とされてしまうのは初めてでした。

最近、兄弟2人で寝る、と私は別室で寝ていたのですが、

この時は、私も布団を子供部屋に戻し、一緒に寝ていました。

しかし、熱が下がり、元気になっても1週間以上

「お母さんは、まだここで寝て」

と、いつもの強気さはなかったのです。

戦争のマンガを読んでいたからなのか、

この震災のテレビを流していたからなのか、

小4の長男R も夜中に「ふせろ!」と

大声の寝言

結局、いいよと言うまで2週間ぐらい一緒に寝ました。





今回のこの地震。

8歳と10歳の今の目で、しっかりと見ておいてほしくて

あんまりTV見ない我が家も、わりとずっとTVをつけてました。

もう、しっかりと覚えているはず。

いろいろなことを純粋に質問してきます。

一生懸命応えようとして、いろいろしゃべってると

私が涙が止まらなくなります。

親がなくなった子の話。

必死で肉親を探し続ける人達。

再会の涙。




そのうち、私が話し出すと心配そうに顔を覗くように

なりました。

あ、いかん。いかん。と思いながら

ティッシュ片手に鼻すすりながら話す日々が続きました。





私は、何を今 教えてやれるかな。

と思ってましたが、それは何だかだんだん違うような気がしてきました。

こうやって、子供と話しする事で、いろいろ教えられてるのはこっちのような気がしてきたのです。




3月の3連休には、春スキーに行く我が家の恒例行事も

さすがにそんな気分にはなれずキャンセルしました。

この非常事態ですから

わざわざご連絡ありがとうございます。

と快くキャンセルを受けてくださった長野県の某ホテル様。


今度また、必ず伺います。

心から家族で笑顔で行ける日に。

その時は今度こそ、よろしくお願いします。






その代わりに日帰りで出かけた北陸道


ものすごい圧倒的な存在感で佇んでいる北アルプスの山々






ずーっと眺めながら不思議な気がしました。



自然の力になんか、これっぽっちも太刀打ちできなかった私達。

その為に、どれだけのものを失ったことか。



でも、今度はその自然の力にこうしてまた圧倒され

癒されているのだ。




大切なものをふと、取り戻したような気分にさえなってきて。。。

大切なものを大切と思って毎日を生きること

その感謝の気持ちを忘れることなく、犠牲になった沢山の方々の分までこの毎日を
過ごしていかなくてはならない気がするのです。

やらなくてはいけないことは山のようにあるけれども、

その思いを決して忘れないようにもち続けることもまた

私達に残された使命である気がします。






過酷な状況の中で、これから先もその地で生活される方々が

何年かかってもいつか笑顔で暮らせる日が訪れますように。

穏やかな気持ちが少しずつでも戻ってきますように。

お祈りすることしか出来ないのです。





言葉にすると、何だかこの文章もひどく薄っぺらいモノに

思えたりもします。まとまりもない文章で。

でも、敢えて今感じたままをここに残しておきたいと思います。

頑張れ!

じゃなく、まずは『頑張る私!』でなくちゃ。

と思えたから。





最後まで読んで下さってありがとうございます。









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