goo毎日絵日記

毎日の絵日記。空気描き、その日その時の雑感。

ボランティア「長持ち」

2011-04-20 06:54:08 | 日記
お早うございます!
昨夜来の雨、寒さグイと猫なみ頸筋捕まれたよう。

その「長持ち」浮いて打ち寄せられていました。浮くように作られていたのです。知らないモノはない紋所、連絡をうけた一族たちが避難所に持ち込んできました。大事なおお婆さまの「長持ち」、どれほど一族の女達はその中の時々の衣装を見せて貰ったコトでしょう。代々受け継がれてきて、赤子の時のベベから結婚衣装まで。
おおババさまは家を失い、茫然自失・顔の表情さえ失って、少しでもと「長持ちが」もちこまれたのです。でも無反応。
夜は暖房がポツリポツリ、多少はマシになりましたが相変わらずの寒き夜。一族のひょうきんな若モノが、「おおバアちゃん」長持ちの中で寝て貰ったらと。「縁起でもないと」いう年長もものも。自身がブルつく一夜に、空気の按配だけはというコトで。
最初の一夜、いれられたババさまシクシクから、おいおいと号泣。ああババさまに酷だつたかと。思いましたが、その後静かに、心配して覗きこむと。安らかなバラ色生気ある寝顔、そしてスヤスヤ寝息。一安心。
何日かして、おおババさま一族の女達に、そして次々と茫然自失・嘆きの婆バさまに「長持ち」一夜すすめだし。
コメント (1)
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