島便り

スペインはマヨルカ。2004年9月生まれの息子、2009年6月生まれの娘と、島出身のだんなとの4人家族の日々。

ひと休み

2018年03月01日 | 日常


日曜日、アイルランドの演奏会から直行したパッチョとの合わせ。
この方、演奏活動で世界を飛び回っているプレイヤーですが、いつもこの量のトランペットを持って演奏会をします。曲によって音色を変えたい、とのことで。

月曜日は彼はマスタークラス、私も仕事があり、合わせは夜20:30からの1時間。
つまり合計3時間弱の合わせで本番。
海外からのアーティストとは基本こういうペースなのですが、もちろんスリル満点、かなりリスキーではあるのです。



なので、ちょっと緊張もします。
控え室の苺がとても美味しくて和みました。



お客様に喜んでもらえてご機嫌な二人。
久々に夜更かし。打ち上げは2時過ぎまで続きました。

今回は初体験がいくつか。
まずは、コンサートで作曲家の前でその人の曲を演奏した。
パッチョも、この曲は何回もやってるけど、彼の前では初めてだな、といっていたので貴重な体験でした。
今、パッチョのために曲を書いているそうなのですが、ピアノパートは私がチェックすることになり…できるのかな?
打楽器奏者でもある作曲家さんなので、ハーモニーは綺麗でリズムがわりと複雑、という弾いていて楽しい作風です。

二つ目は、ラテン音楽を本場の人とやったこと。
最高でした。
合わせ中に「ここはアドリブ入れちゃってね」とサラッという。
次のコンサートの時はアンコールで「ポニョ」の即興やろうよ、とかいわれびっくり。サイトウキネンやリサイタルで何度も日本にいっているので、日本のアニメも知っている…

三つ目、トランペットメーカーStomvi のオーナーさんが急遽聴きに来た。
このオーナーがパッチョの義理のお父さん。
ヤマハの介入で日本でもマーケットを持っているそうです。素晴らしい楽器の製作者と話をするのも初めての経験でした。
自分の楽器でなくても話の広がりが面白い。



共演者からCDをよくいただきますが、ドイチェグラムフォン録音ものをいただいたのは初めて…
おススメです、このCD!

ナダールが子供達と来てくれました。
途中で頭痛がしたら困るなぁと思っていたのですが、頭痛が吹っ飛んだ、と大興奮の旦那さんでホッとしました。
ナルにいたっては小走りでパッチョの楽屋に行き「最高だったよパッチョ!」と声をかけて来たらしい。もちろん初対面…

パッチョはそのまま次の演奏会のあるスイスへと飛んでいきました。
いつ自宅へ帰るんでしょうね。

週末まで学校がないので、少しお休み。
春休みに入る前までまだ気は抜けないのですが、一つ一つ丁寧に仕事していきたいです。